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 Tidings of Great Joy/Sandra Brown

クリスマスもの。
Sandra Brownは名前は有名だが、読むのは初めて。
女性建築家のリア・ラベンダーと市会議員のテイラー・マッケンジーは、クリスマス・イブのパーティーで出逢い、「シャンペンを飲みすぎた」せいか、一夜を共にしてしまう。結果、リアのお腹にはテイラーの子どもが・・・。結婚を迫るリア。中絶をすすめるテイラー。よくある話だが、話し合った結果二人は結婚する。で、めでたし・・・なはずがない。後半、どうなることやらだが、クリスマスものだしね。。。

後半、流産したリアは、テイラーと別れると言いだす。冒頭、気に入らない印象だったテイラーだが、真面目に家庭生活をまもろうとしている姿には好感を持つ。なのに、リアの態度はなに?気を使いすぎて卑屈になっているという感じで、何かと言うと別れを持ち出す。市長に立候補しようとしているテイラーには離婚はダメージとなる。も少し考えてあげなさいよという感じ。そんなことを繰り返しながら、結局は離れられない二人。再びクリスマスイブがめぐってきて・・・。

なんていうか、途中から男のほうがかわいそうになってきた。いきなり結婚を迫られたかと思うと、「あの女はなに?」と責められ、いつも妻の体を気遣っているのに、別れ話ばかり。一度結婚したんだから、文句言わずにやり遂げなさいよ!と言いたくなる話だった。どうなっちゃうの?という面白さはあったが。


2002年12月09日(月)
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