ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2008年08月11日(月)
歌舞伎のアイーダ
ひっさびさの歌舞伎座、八月納涼大歌舞伎、第三部を観る。
満席。さすがに野田秀樹と勘三郎の組み合わせ。
演目は、紅葉狩(もみじがり)と野田版・愛陀姫(あいだひめ)。
とうぜん、愛陀姫狙いで選んだ第三部だったのだけれど、
予想に反して、橋之助と勘太郎の紅葉狩に軍配!
野田版・愛陀姫、流行の祈祷師設定なんぞ随所に現代的な
皮肉と笑いがちりばめられているし、美術は美しかった。
ただ、歌舞伎というより新劇っぽかったなー。
オペラの名作「アイーダ」を歌舞伎に翻訳で、
ナイス・トライ!
・・・なんだけれども、歌舞伎を観に行った私としては
少々ストレスが残ってしまった。
それにしても、七之助の声が「女性のそれ」に聞こえるから
不思議。どこからどうやって声を出しているんだろう。
女性の内面を意図的に作り出し、演じている女形。
これはこれで、鍛錬の賜物なんだろうな。
なにはともあれ、やはり歌舞伎座と歌舞伎はいい。
歌舞伎座の改築話があるけれど、この雰囲気を残したまま
いい施設が出来上がることを願う。
さて。
次は、10月から始まる平成中村座を楽しみに働こうっと♪
今年こそは歌舞伎デビューと思っているみなさん、
浅草寺裏で開催される平成中村座、おすすめですよ!
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