ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2007年11月18日(日)
外人起業家のハテナ
なかなかお互いの予定が噛合わず、20日ぶりの英会話レッスン。
先生Davidは経営者で、英語の他に広東語を話し、武道の有段者。 ドラムはプロ級、超ハードロック・バンドでライブを月数回 やっているらしい。本人によれば人格が変わるとのことなので、 そのうちコワイモノミタサで見学しようと思う。
英会話のレッスンは、単純に趣味でやっているそうだ^^;
そのDavidが、最後にふと訊ねてきた。
「なぜ日本人の年配ビジネスマン、経営者、役員という人種は 商品やビジネスを紹介すると、決まって『ムズカシイデスネェ』 と言うんだろう?誰一人、こりゃいける!とは言わない。 こちらは、いい顔をされなきゃ話は引っ込めるだろう?なのに、 そうすると『いや、そういう意味じゃないんです。待ってください』 と引き止めるんだ。みんなそうだよ。なぜなの??」
あまりに絵が浮かんで、苦笑してしまった。 Davidの扱っている商品はまともなもので、クオリティもいい。 商社や大手企業の取引口座も持っているのに、難しい顔をされる。
そういう時は、おおよそふたつの理由に分けられる。 ひとつは、その商品カテゴリーに馴染みがないので 判断材料を持っていない時。 もうひとつは、自分の判断力に自信がない時。
どちらの場合も、足元や材料のなさを見透かされたくないので まずは「むずかしい」という言葉で判断を渋るのが常套。
相手が外人だろうが、わからないカテゴリーだろうが まずは普段のサラリーマン・スタイルや「こうあるべき論」 を捨てて、素直に商談したら、日本のマーケットはもっと おもしろくなるのだと思うけどな。
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