ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年09月30日(火)
文章の温度
手紙、メール、本などの文章を読んでいる時、私は常に声で読んでいる。新聞記事などは男性アナウンサーの声が脳裏に響くし、会ったことのない相手や、実在しない小説の登場人物でもイメージされる「らしい声音」に変換している。
それがあたりまえだと思っていたのだが、ある時どうやら人によって違うらしいことに気がついた。文章を読むときに目で読むか、声で読むか、イメージで読むかで大きな違いがある。この声で読むというのは、実際に声を出すということではない。脳裏で相手の声音を再現して読んでいるということだ。メールだけ読んでいても画一的なフォントでは温かみがないといわれるが、そういった読みかたをしていれば文章が表す抑揚によって表情までイメージされ、目の前の文章が体温や色をもたらしてくれる。
たかがメール、されどメール。 相手が貴重な時間を使ってキーボードに向かって作成したメールには、必ず感情が込められている。行間の思いを読み取ることを忘れずにいたい。
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