ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年04月09日(水)
心を繋ぐ
今夜放映された北星余市高校のドキュメンタリー番組、 民放にしては骨のあるいい番組だった。
番組に出てくるある教師が、10年前に恩師に言われた言葉を 送り出す卒業生にそのまま贈っていた。
「おまえらは俺の夢だから、どんなことになっても胸張って歩け。 20や30や40で諦めたりしないで、前に進んでいけ。ほんとうに 全員、俺の夢だから」
私は、誰かに夢だと思われたことがあるのだろうか。 誰かを夢だと思ったことがあるのだろうか。
番組の最後に、島田伸介が語ったことの大意。
「人と浅く付き合うのは楽、深く付き合うのはしんどい。 でも、しんどいからこそ、心に残る関係ができる。人は、思い出を 語り合える仲間を得るために生きているんじゃないかと思う」
そうかもしれない。過去を反芻してみると、見かけによらず 付き合いべたな自分が時々いたことを、認識せざるを得なくなる。 あの時も、その時も、自分では気がつかずに、 心の中でなにかを必死に叫んでいたのかもしれない。
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