ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年04月04日(金)
残すべきもの
昔は確かに日常であったはずなのに、すたれてしまって、 人々の記憶の中にしか存在しない文化がある。 その文化は五感と様々に結びついているものの、 形にしてこれだと示すことができない。
私の中にも、そんな遺文化がたまり始めてきている。 兄弟姉妹もなければ子孫もない。 記憶にあるそれを、あ・うんで理解する他人(ひと)はいない。
たとえそうだとしても、 ついえてしまいかねない遺文化を、 なんとか、未来に向けて残していかねばならぬのだ。
だから私は、言葉を使って、残す努力をしていこう。 ほんの少しでも、記憶に収められた古き美しき日常を。
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