ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年02月23日(日)
苦い思い出
イレギュラーではあるのだが、中国との仕事が入ることになりそうだ。そう決まって、最初に考えたのは「中国語やらなきゃ」だった。母国語以外のことばをひとつなんとか操れるようになると、他の外国語に対してもハードルが低くなる。しかしながら、英語と中国語、違いすぎ。ま、なんとかなるかと楽観的になっている。
語学といえば、今でこそ問題ない英語だが、ひとつエピソードを。
11年前。その頃の英語レベルは、旅先で使う決められたフレーズ+カタコトがせいぜいだった。知り合いの紹介で、日本にきて間もないニュージランド人の女性と友人になった。ある日、彼女と初めて待ち合わせをすることになった。場所は広尾明治屋近く、当時の三菱銀行の前で6時。言葉が不自由なものだから、間違えてはいけないと、FAXで地図と時間を送った。彼女が困惑しないようにと、極薄デイリーコンサイスを引き引き、懸命に書いたのだが。
今も鮮明に覚えている。私は「三菱銀行の前」という一節を、frontと迷いに迷って、"Before Bank of Mitsubishi"と書いて送信した。彼女とはもちろん会えたし、その後、彼女からこの件についていわれたことはない。が、私の脳みそが、ありありとこの一件を記憶してるのだ。
おそるべし、記憶。忘れさせてもらえないのだ。
※もし、真剣に英語を身に付けたいと思っているのなら、自信がつくまでは、分厚い辞書の使用をお勧めします。かつ、和英で調べた英単語は英和で逆引きすると、より深く理解できます。
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