あの頃あの時ぼくたちの心からの祈りは消えてしまったのだろうかどこか別の誰かのところに羽ばたいていったのだろうかそれともあれは祈りではなかったかいままた同じ祈りの顔した祈りではないものをぼくたちは飛ばそうとしてやしないか午後の日差しがアダンの並木の影を映していまどこかから飛んできた祈りの小鳥が右肩にとまっていたのよさようならさようならどうかだれかをしあわせにしておくれ