きょうはクーラーなしだった。手拭いを首にまいてテキパキした風に仕事をした。こんな夏の日もあったのだと、おばあちゃんになってからおもいだすこともあるのだろうか。記憶というものは手のひらの中にあるようでもう二度と近づけない。わたしにはもういちどその時にもどりたいという記憶がいっぱいある。でも二度とその時の感触は味わえないのよなあ。なんだかすこしばかりさみしげな気持ち。