さくらをみた。 じっくりみた。
さくらの隣にもみじがあって、 もみじの花がさいていた。 花かわからないくらい ちっちゃかったけれど、 ちゃんと花だった。
“もみじがさくらのまねしとる”
さくらの下で しばらく川をながめていた。 たくさん鳥をみた。 ひよどり せきれい さぎ かも はと すずめ しらないやつ。
“妙におしりうごかしてる”
こういう時間が好きとおもった。 今週から新学期なので、 忙しくなるので、 一瞬淋しくなった。
さくらをみていたからなのか
人生は短いから うごけるだけ うごいてやる 感じられるだけ 感じてやる
なんて おもってしまった。
今流れていく時間は はかないもんね。
“きょうは風がとまってるね”
“なんか風景が死後の世界みたいや 悪い意味じゃなくて 天国みたいなかんじ”
“ああ、そうかも”
風がなくて陽射しが一定で、 あともさきもないような気がした。
きょうはたのしかったよ ありがとう。
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