郵便物を引き取りに実家に行く。 ついでに3月に従姉妹の結婚式のために上京する 父方の親類のおもてなしについても相談した。 癌の手術をした父の姉が、 きっと最後の上京になるだろうということで、 父としては奮発してご馳走したいらしい。 で、近所に二軒ある料亭のどっちがいいか聞かれた。 といっても片方に法事で行ったことがあるだけだから、 「好きな方にしなよ〜」とつれないことを言っていたら、 弟がみょーにちゃんこ鍋にこだわるのだ。 ちゃんこが悪いとは言わないけど、 父の顔には料亭のどちらかにしたいと書いてあるのだ。 わかってやれよーと目配せしてみたんだが、 こういう時に限って通じない。 仕方ないので全面的に父に加勢した。 その後、またもや母親の癌治療についての 父の後悔を聞かされて、 「そうするしかなかったんだから仕方ないよ〜」なんて慰めていたら、 なんだかすっかり疲れてしまった。 今だったら癌の治療もいろんな選択肢があるし、 母方の親類だって納得してくれるだろうけれど、 14年くらい前に父が言うようなことをしていたら、 大変な騒ぎになっていたかもしれない。 きっと看病どころじゃなかったし、 一時退院の時にいろんなところにお出かけしたりなんて 余裕もなかったと思うんだ。 それって生きている人間の傲慢だろうか。
ジョアン・ハリス「ショコラ」読了。 ファンタジーなんだけど、人間観察が鋭くて面白かった。 読み終えてから、父じゃないけど、 人間の最期のことを考えてしまって眠れなくなった。 私の言い分はカロと変わらないんじゃないだろうか。
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