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■ 真っ白な世界でココロも真っ白
窓の外は真っ白だった。 昨日から降り始めた雪は雨に変わっていた。 滅多に早起きなんて頼まれてもしないわたしであるが 今朝は違った。
「どうしたの?珍しいじゃない」
なんて、今日も出社の母に言われた。
「何かしたい気分なの」
祖母が後から起きて来て、母と同じ台詞をはいた。 あはは!「だから雪が降ったのね」と続きそうだった。
「雪掻きするよ」
とわたし。 そんなこと自分から進んでやるなんて自分でも驚いた。
「雨が降ってるからいいよ」
と言う祖母の言葉を無視して外にでた。 久々に着る黄色のカッパも新鮮だった。
「長靴どこぉ?」
祖母の言った所には見つからなかった。 再び尋ねる。でもやっぱりなかった。
「ないぃぃ」
その間に、靴はびちょびちょ。靴下までびっちょになった。 見つからなくとも楽しそうなわたしに祖母はイライラしてた。
「だからやらなくていいよ」 「やるの!」
しぶしぶ祖母は外の物置きまできて
「ココにあるでしょ?!」(怒)
が、 ない。。。 やっぱりないんだ。 そのそばに脱ぎ捨てられたサンダルが・・・
犯人は母だった。 母が履いて会社に行ったのだった。 仕方なく、違う長靴を奥から引っ張り出して来て作業開始。 つま先なんて凍りそうに冷たくて、 腰もあいたたたぁって感じで辛くって、 道ゆくおじさんには「風邪引くなよ」な〜んて言われながら、 雪かきかき。 汗たっぷり。 雨、強くなってきたんだけど、わくわくしてるんだよねぇ、わたし。 終いには、そんな中雪だるまなんて作ってたよ。ぐふっ。 ホント、ガキだなぁと思う訳でさ。 でも、ちびが遊びに来るかもしれないと思ったら嬉しかったんだ。 まだちびはこの雪だるまを見て
「小さい」とも 「不細工」とも言わないだろう。 とってもめぐ、満足♪
たまに屋根からゴゴゴと言う物凄い音を立てて 家を揺らしながら雪が落ちる。 チリも積もればなんとやら。 小さなことの積み重ねで、こんな大きな家だって動かす力になるのね☆ ズン!と雪の音がココロに響いた朝だった。
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+++++ ■マルタ旅行記■ 進行状況:3日目秘かにスタート♪ ●初日から順番に読みたい方はこちら ●フランクフルトを離れて編 (17日に止まったきりだった教会の続きだよ) ●首都ヴァレッタ観光編
2002年01月27日(日)
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