未だ興奮冷めやらぬ |
かつてこんなにもエキサイトして、試合開始を待ったファイナルがあっただろうか。 ア、サッカーじゃなくてテニスです。もちろん。 全英オープンテニスです。ウィンブルドンです。
男子シングル決勝は、全英三連覇のロジャー・フェデラー対全仏二連覇のラファエル・ナダル。 史上最強オールラウンダーの呼び声高いフェデラーのグランドスラムを阻むのがいつもこの若いナダル。フェデラーはこのカード、1勝6敗と負け越しています(でも芝での対決はまだなかった)。 ベッカーとエドベリ、サンプラスとアガシ(ボルグとマッケンローはもう伝説として認識)。歴代のライバル対決を思わせるこのカード。 興奮せずにいられよーか!
フェデラーは危なげなく、一度もセットを落とさずに決勝進出。これは予想できた。 ナダルも素晴らしい。 クレー育ちの彼が苦手だった芝を克服して、プレースタイルまで変えて臨んだウィンブルドン、三回戦以降一度もサービスゲームを落とさずに決勝にあがってきた。 二十歳。末恐ろしいな。
結果は6-0、7-6、6-7、6-3。 フェデラーが3-1でサンプラス以来の四連覇達成。 ナダルが波に乗る前に抑えたファーストセットが明暗を別けた。 それほどフェデラーは集中していたし、充実していた。 ナダルの存在がそうさせたことは間違いない。 これは歴史に残る名勝負。 この歴史的な瞬間に(テレビ越しながらも)立ち会えたことは幸運に思える。 妹に録画頼んでおいてよかったぁ(うちのビデオデッキは壊れたまま)。
ふたりともまだ若く、互いの存在が互いを進化させていく。 ワンゲームワンゲームが見ごたえあって素晴らしかった。 もうなんだかおいらが泣きそうでしたよ。 あーもう。 未だ興奮冷めやらぬ。これからもヒジョーに楽しみ。
あ、そういやサッカーどうなったの?
|
2006年07月09日(日)
|
|