多謝 |
昼は太陽と喧騒を恐れて過ごし、夜は穏やかに活字とアルコホルを愉しむ。 有給休暇消化突入から10日が経とうとしている。 当初思ってたよりは規則正しく、朝起きて夜眠っている。眠れている。 ごはんは…うーん、あまり食べれていないけれど、食べるようにしている、というか母上が無理矢理食わせるというか。 焦り恐怖するばかりだった数日前に比べれば、この頃の夜はとても穏やかな気持ちでいられる。暇をもてあますことに慣れたからなのだろうか。それとも単に薬が齎す作用か。 太陽が沈んだいまは、血反吐を吐く思いでスーツの胸を押さえながら漸くに家を出ていた日々が遠ざかり、昼間の眩さや喧騒とも隔絶され、まるで悪夢のようだ、悪夢のようだったと思える。 夜が好きだ。 夜の闇が好きだ。 夜の静けさが好きだ。 目覚まし時計の電池を抜いた。 家人の寝息が聴こえる。 窓を開け、肌を刺して髪を翻す夜気を取り入れる。 灯油がおちる音。 鳴り出しそうな星。 そしてひとり鍵盤を打つ音。 冬の夜が好きだ。
メッセンジャーにログインすると、気のいいひとたちが声をかけてくれる。たいてい私は酔っ払っていて、ひとりで歌ったり好き勝手なことを云って寝落ちするけれども(サイアク…)、懲りずに話しかけてくれる。 彼らがいるから、夜が好きなのかも知れない。 夜、穏やかな気持ちでいられるのかも知れない。 毎度毎度、すまんね!ありがとう。
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2005年01月28日(金)
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