メンドクサイ |
「ザイニチ」であることをカムアウト(そんな大仰なものでもないが)して困るのは、ワタシが「ザイニチ」の代表のように思われてしまうということ。 若かりし頃は、それをプレッシャーに感じて、必要以上に模範的に振舞おうと努力したりもしました。いまではメンドイのであまり気にしないようにしているけれど、それでも時折、ワタシの後ろにある(と思われているであろう)「組織」を見極めようとするかのような視線や、或いはもっと直接的な質問に逐一困惑してしまいます。
それともアレかな。他国人と接するときは常に、自分が自国や自国民の代表であるつもりで振舞うべきなのですかね。 ワタシが「ザイニチコリアン」であることをカムアウトした時点で、それは当然負うべきギムなのですかね。
…知るか!メンドクサイ。
自分のかたちすらまだよく見えていないのに。
最近観た映画
・『HERO/英雄』(張藝謀) ・『座頭市』(北野武) ・『パンチドランク・ラブ』(ポール・トーマス・アンダーソン) ・『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(アラン・パーカー)
特に印象的だったのは『HERO』。 監督の美意識の粋を集大成した、という感じ。映像はため息すら憚れるほど美しく、観念的なストーリーも楽しかった。
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2003年10月09日(木)
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