だらだらと

 いつものように休日は自宅でだらだらと。
 思い出したように本棚から適当な本を引っ張り出したり、ビデオを見たり。見るともなしにTV番組を見てみたり。
 以前にも書いたけど、久々にTVをつけると、面白い番組に当るのが不思議。
 ツマンナイという認識は実は誤りで、本当はいつも面白いのかしら。

 TVチャンピオンのリポーターはいつの間にミスターちん氏に代ったのだろうか。中村有志さんは好きでしたが、毎週欠かさず見るほど好きな番組というわけではなかったので交代に気付きませんでした。
 ま、それはともかく、おにぎり屋対決は仙台の斎藤さんが優勝。わーい!
 斎藤さんのお店「更紗」(若林区新寺)は、ワタシもよく行くお店です。嬉しい。
 決勝戦で小学生に出した茶巾風おにぎりが限定で出てたのを食べたことアリ。おいしかった!
 決勝戦で出たようなハマグリや芯舌を使った豪華なおにぎりもおいしそうだけど、一見何の変哲もない昆布やシャケのおにぎりがとってもおいしいのです。あそこのおにぎり食べたら、コンビニエンスストアのおにぎりが食べられないよ〜。斎藤さん、おめでとう!万歳!


 N響アワーは、アンドラーシュ・シフによるブラームスピアノ協奏曲第2番。
 この曲は大好きなのですが、シフというピアニストは初めて。
 とても素敵でした。特に三楽章。録画すればよかった!

 ブラームスのピアノコンチェルト2番と云えば、高村薫さんの小説「リヴィエラを撃て」での、サー・ノーマン・シンクレアが弾く演奏の描写が忘れがたい。
 シンクレアは登場人物のひとりで、勿論存在しないピアニストなのだけど、高村薫さんは一体だれの演奏を思い描いて書いたのだろうか。
 あれほどまでに美しい、音楽の(文字による)表現を、ほかに知らない。巷に転がる「クラシック評」がひどく陳腐なものに思われます。
 高村さんも罪なことをなさる。読後架空のピアニストの幻影に囚われ、「シンクレアの演奏」を探し求めたのはワタシだけではないはず。

 そんなことを思いながら「リヴィエラ〜」を読み返してみたり。
 だらだら過ごした休日でしたとさ。
2003年05月11日(日)

メイテイノテイ / チドリアシ

My追加 エンピツユニオン
本棚