怒る

 久々に怒っちゃった、テヘ。
 や、自分ではサ、割と大らかというか、寛容なほうだと思ってたんだけどサ。
 感情の起伏は激しくないし(情緒の起伏は激しいが)、怒ったり嘆いたりという、どちらかといえば高めのテンションに感情を揺るがすのは苦手な方だし。

 実際怒るときも、その場で「怒り」の感情を出すことが必要だったりすることもあるから怒るわけで、本当に心底頭にきて怒ることは少ないのです。
 わざわざ怒らないように努力しているわけではなく、なーんかあまりそういう方向に感情が働かないンですよね。勿論職場だからということもあるのですが。


 だから今日も逆に「怒りを覚えた自分」を知覚して、自分はこうも了見の狭い人間だったのか、という驚きと失望の方が先んじてしまい、表情や態度に出すのを忘れてしまったくらいで(←鈍い)。

 それというのも、怒った原因というのが、これまた本当にクダラナイことだったからなんですけどね。いま思えば表情や態度に表して怒らんでヨカッタ、と安堵します。
 「冗談ヌキに普段は温厚なんだって!」と云ったところで、誰も信じないだろうなあ、久々に自覚した怒りの原因が、新卒ボクチャンのタメ口だと云えば…。




 まあ、確かに腹が立ったことは腹が立ったのですが。
 何より、高校を出るまで先輩後輩たちと「オッパ」「オンニ(ヌナ)」(「兄さん」「姉さん」の意)と呼び合う環境にいた所為か、そうと意識せず自分にもコリアン特有の儒教的精神とでもいうのか、上下関係を重んじる感覚が染み込んでいるのかも知れない、などという考えに至り、なんだか愕然となってしまったのです。勿論それを日本人に強要するつもりなど毛頭ないし、自分自身も縛られるつもりはありませんけどね。
 それでもある程度知り合うまでは、例えたった一歳の差でも年上に敬意を表してしまうし、年下にも一方的にトンセン(弟妹)のように思ってしまう妙な癖はあるのかも知れません。まあ、誰にも信じてもらえないが実は割とヒトミシラーなので、思っているだけで態度には表しませんが。


 ま、プライベートでの友人やネット上の友人だとなんとも思わないのだけど。
 知り合って1週間なるかという職場の先輩に、いきなりタメ語って有り得るのかなあ…。それともやっぱりちょっと了見が狭いのかしら…。
2003年04月15日(火)

メイテイノテイ / チドリアシ

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