空色の明日
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2017年12月10日(日) 初雪

昨日初雪が降りました。
私の住む町は山ひとつ全部が町になってる。
一番下に駅があって私の家は山の7合目ぐらい。
前日の帰りに駅で雨が降っていて
バスに乗って家の近所で降りたらみぞれになってる。
ちょっと雪が積もったあとも。
翌朝は屋根がうっすらと白い。

坂をくだるとまたこの白さがなくなっていて
標高で温度が変わることを実感する。
(実際下に降りて歩いているとある場所でいつも
耳がプツッと鳴る。気圧の違いっぽい。)

そんな日なのに調子に乗って家から山奥へ
鯖寿司の美味しいお店があると聞きドライブに行った。
標高が上がるとどんどん雪が積もってて
木や竹が雪の重さで倒れていて
ノーマルタイヤなのにこれは・・・と不安になり
引き返して標高の低いルートで行く。
案の定、雪のかけらもない。
ちょうどそういう境目に暮らしているんだなと思う。


お目当ての鯖寿司は脂がのって美味しかったけど
お店の人がみんな常に「文句口調」なかんじで
そこが途中からうんざりする。
料理を出すお店は技術も必要だが
商売をしようという者は「お客を大切に思う」
その気持ちをぞんざいにしてはいけないと思う。
っと、商売をする家の嫁を2回もやってつくづく思う。
美味しく気持ちよく食べたい。

我が家のお気に入りのお店が5軒ほどある。
美味しいのはもちろんだけれど
お店の人がみんな気持ちいい。
すごく喋らなくてもいい。
ただ気持ちよく食べさせてくれるようそっとしてくれる。
逆に美味しくても、何か雰囲気が嫌なお店は足が遠のく。
互いに「またあそこに行きたいね」とならない。

ウチの旦那さんはサラリーマン調理師だし
作っているのは給食だが
商売人の息子で育ったので
お客さんが求めることは可能な限り何とかしようとするし
出来る範囲でなんとか美味しくしようとする。
初めて彼の作った給食を食べた時にそれが感じられて
「いい仕事する人だなぁ」と思った。
予算の非常に限られた給食でも伝わることがある。
以前入院したときに食べた隈病院の給食もそうだった。
「いい給食だなぁ」と思った。
だからたとえ美味しくてもウチの旦那さんが黙っていると
「あぁ、このお店はもう二度と来ないだろうな」
とすぐにわかる。
味が美味しくても美味しく食べられないお店だから。

大切なことは五感でわかることだけじゃないなぁと思う。


昨日の「木皿泉劇場」、大人計画の人たちや
マキタスポーツ、麦ちゃんと好きな人ばっかりで大満足。
ひふみんのコーナーが挟まれてるところも
木皿さんたちひふみん好きだろうなぁと思ってたので
すごくクスクス笑いながら見てしまった。
もはや木皿家のダイニングに一緒に座ってみてる気分。
来週も楽しみです。


安藤みかげ