空色の明日
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2016年10月31日(月) お家の灯りとマリメッコ

熊本→イタリア→鳥取→イタリア
この地震の連鎖。
あっちが動いたからこっちも動くという
そういう感じの繋がりだと
この前、お話を聞いた地質学に詳しい方の
意見と合致するなぁと思う。

地球の表面は1枚の布のようなもので
あっちを引っ張ればこっちも動く。
そんなイメージを私はしている。



週末、松方コレクションとマリメッコ展をハシゴした。
いろんなジャンルのいろんな作品が並んでいるのが面白い。
私は人より風景や建物が描かれてるものが好きだ。
一番好きだった画は、秋の夕暮れの1軒家の風景。
薄暗く暮れていく中に家の灯りが温かい。
無性にその絵にひかれたのは私の中の幸せというものが
こういうものだからだと思う。

マリメッコ展は女性で大盛況だった。
私とマリメッコの出会いは2000年頃。
まだマリメッコが自社で日本に進出していなくて
西川産業がライセンス契約して寝具なんかを販売していたころ。
偶然パジャマ売り場でウニッコのホームドレスに出会った。
その時はホームドレスだと思っていたけれど
今回の展覧会を見たらマリメッコの基本的なドレスは
コットンでそれだけを日本で発売したら売れないだろうなと
そういう感じだったけれどホームウェアとしては
とても買いやすいものだったのだなと思う。
まず派手で日本人が外出来るには勇気がいるし。

そんなだったからずいぶん安価で購入したのを覚えている。

それから16年、まさかあのドレスがこんなにも
メジャーなものになるなんて。
でも、展示されているドレスのどれをとってみても
私が今までマリメッコ以外でも買い集めてきた
数々の洋服のエッセンスがみんなそこにあったのだと思った。
ストライプの使い方やAラインのコットンのドレスたち。
出会うべくしてあの日、パジャマ売り場で私はマリメッコと
運命の出会いを果たしたのでした。


それにしてもです。
あんなに大勢女性が来ているのに誰一人
マリメッコを着ていないのです。
やっぱ恥ずかしいのかなぁ。
私も着ていかなかったもんなぁ。(寒かったし)


明日から11月。
今年もまた、年末まで2ヶ月地獄の日々が始まる。
今年は正直終わりまで体がもつかかなり不安。
抜いていこう。思いっきり手抜きしていこう。
それが今年の私の課題だ。



安藤みかげ