紫
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高校三年生のとき、学校をさぼって、祖母とふたりで奈良に出かけました。
日本史の先生の影響で、神社仏閣に興味のあった私。
地理感のある京都の社寺には一人で行っていたのですが、奈良に行くには勇気がいります。
当時、いっしょに住んでいた祖母を誘いました。
学校をサボる私に何も言わずに、「行こうか」と言ってくれた祖母。
本当は、どういう思いでついてきてくれたのでしょう。
なぜ、奈良に行きたかったかというと、薬師寺の東塔が見たかったから。
「凍れる音楽」とフェノロサが評した薬師寺東塔。
どういう意味なのか、確かめたかったから。
実際に見た東塔は、何が「凍れる音楽」なのかはよくわかりませんでした。
でも、祖母とふたりで、解説を読みながら、「うんうん、そうか」とまわった薬師寺を、私は今も鮮明に覚えています。
帰りのバスに、お土産のおまんじゅうを忘れてしまったことも…。
薬師寺、あれ以来、いまだ訪れず。
いつかふらりと、訪れてみたいと思います。
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