紫
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新幹線に初めて乗ったのは、たしか幼稚園のころだったと思います。
父の実家がある岩手で、親戚の結婚式があり、父とふたり、朝6時の新幹線に乗り込みました。
当時は、どこに行くのか何しに行くのかもわからず、新幹線では慣れない密閉空間に、電車酔いを起こして何度も嘔吐を繰り返していました。
ぐったりとした思い出しかない新幹線だけど、「また乗りたい」と思ったことがひとつ。
浜松駅を過ぎてしばらくしてから、左手に大きな大きな裾野の広がった富士山が見え始めました。
初めて見た富士山をじーっと見つめる私に、父がひと言。
「大きいだろ。日本一や」
学生になってから、帰省するたびに新幹線に乗り、必ず富士山が見える側に座っていますが、あのときに見た雄大な富士山は、なかなか姿を見せてくれません。
富士山。
その裾野から頂上まで、惜しみなくその姿を見せてくれる日本一の山。
「富士登山はおもしろくない」と一概に言うけれど、やはり日本一の山への達成感はなんとも言えないものがあるのでしょう。
数年前、荒天のため、途中で引き返した富士登山のくやしい思い出。
いつかまた、達成したいと思います。
おやすみ。
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