紫
|MAIL
目次|過去の日記|未来の日記
生まれて初めてのアルバイトは、「お茶摘」でした。
4月下旬から5月の連休前まで、友の家の茶畑を手伝いました。
1キロ摘んで270円。不慣れな私は、1時間でやっと1キロ。
つまり時給270円のアルバイトです。
慣れた人は、朝から晩まで摘んで1万円ほど稼ぐそうです。
それでも、初めてのアルバイトが楽しくて、高校1年生だった私は、学校が終わってから日が暮れるまで、ずっと茶畑に座っていました。
いわゆる「茜たすきにすげのかさ」ではなく、汚いジーンズに長袖シャツ、指にはテーピングをして、新芽を根元のほうから1枚1枚摘んでいきます。
けっこうな重労働でしたが、それでも黄緑色の小さな葉っぱをいかに早く摘んでいくかを考えたり、顔見知りになったおばあさんとの話が楽しかったりで、毎日毎日通っていました。
八十八夜も過ぎ、茶摘のアルバイトが終わりました。
1万7000円の茶摘代を受け取った私。
バイト代はうれしかったけれど、しばらくは学校帰りにすることがなくなって困っていたことを覚えています。
茶摘のバイトに誘ってくれた友は、今はアメリカに住んでいます。
とある理由から「お茶」を飲めませんが、今も毎年、茶摘の時期には里帰りをしているとか。
もう5月も下旬ですが、新茶がおいしい時期ですね。
目次|過去の日記|未来の日記