紫
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二十歳の冬、ちょうど今ごろ。初めて北海道を一人旅しました。
JRの周遊券をまるまる使って2週間。稚内方面と日高方面をのぞいて、ほぼ一周しました。
「とほ」という旅人宿の情報誌はまだ2号。100円で売られていました。
ユースホステルの会員になったのもそのときが初めて。
一人旅の楽しさを知ったのももちろん初めてです。
貧乏旅行のため、友の実家や知人の兄夫婦の家にも泊めてもらいました。
その家に友はいませんが、得体の知れない初対面の私を快く迎えてくれました。
旅の途中で出会う「温もり」を知り「優しさ」にも触れました。
一人旅をすると、今まで見えてこなかったものが、妙にリアルに浮き彫りされてきます。
大きなザックを背負っている旅人が気になったり、時刻表を片手に時計とにらめっこしている姿が目にとまったり。
普段、あまり見上げることのない空をじっと見つめたり、知らない誰かに話しかけてみたくなったり。
普段よりも感受性の強くなっている自分に少しとまどいながらも、「こんな私もいたんだな」と潜在としていた自分を素直に受け入れられます。
旅から戻っても、潜在だった私は顕在(けんざい)のまま。
たくさんの「宝物」を得て帰ってきます。
今から思えば、旅をしながら私は「大人」になっていったのかもしれません。
まだ私は「旅の途中」。
そろそろあなたも、一人旅、してみませんか。
旅の途中に、旅人同士として出会いませんか。
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