紫
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人生を春から始まる四季に例えるのなら、私ごときはまだ初夏にさしかかったところかもしれない。
そう思えた映画を観ました。
「阿弥陀堂だより」
知人に勧められて、久々に映画館に足を運びました。
とくに今日はレディースデイ(1000円)ですので。
「質素なものばかり食べていたのが長寿につながったのなら、貧乏なことはありがたいことです」
生と死の入り交じったストーリーのなかに、圧倒的に「生」への執着を感じました。そしてそれは自然なことでした。
田んぼの稲の姿を通して表現される四季が、とてもきれいでまぶしくて。
私は、いままでに人生を捨てたり投げやりになったり自暴自棄になったりしたことは一度もないけれど、「死」への恐怖を感じたことは一度だけあります。
それは、しばらくしたらすぐに解消されたけど。
ますます冬が待ち遠しくなる映画でした。
役者の北林谷栄さんはもちろん、樋口加奈子さんが、いい演技をしています。
NHKのデビュー作から観ているので、ちょっと親しみを感じる樋口さん。
宇野重吉さんと比較するとまだまだだけど、それでもとてもいい味を出していた寺尾あきらさん。
日本映画、やるなあ、と思いました。
おやすみ。
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