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2002年10月28日(月) 爪を切る

「カチ、カチ、カチ…」

夜中に家に帰って、爪を切っていました。
私は、爪を長く伸ばすのが嫌いで、つねに爪切りを携帯しています。
こだわり、とかではなくて、単に伸ばした爪の手入れが面倒くさいからです。

「カチ、カチ、…」
「まあ、帰ってたん?なんの音かと思ったわ」
母が私の部屋をのぞいて言いました。
爪を切っていた、と言うと、
「まあ、こんな夜中に…」

!!
母の一言にふと気がつきました。
そう、夜中に爪を切ることは、昔から「不吉」なこととされていたのです。
いつの間にか、私はそんなことはすっかり忘れて、いつどんなときでも切りたいときに爪を切っていました。

夜に爪を切ることが、なぜ不吉なのか。
まだ、爪切りもなくはさみで爪を切っていたころ、ランプやろうそくの小さな明かりのなかで切った爪は、深爪しやすく、翌日の農作業に支障が出るから「不吉」なこととされた、と学生のころに聞きました。

たとえば、新しい靴は午後におろすとキツネになるとか、夜に口笛を吹くと蛇が出てくるとか、きっともっとほかにもたくさん言われて育ったのでしょう。
でも、すっかり忘れていました。
忘れていたけれど、私は必ず新しい靴は午前中に履くようにしているし、口笛は夜中に吹くことなんてけっしてないし、何か心のどこかで気になっているのでしょう。

ただ、爪だけは「不吉の根拠」を知ってからはすっかり忘れていました。
でも、母にとってみれば、そんな現代的な根拠はどうでもいいのです。

「……(蛇が出るよ)」

きっと、母は続けてこう言いたかったのでしょう。
蛇をいちばんの天敵とする母は、きっとこう言われて育ったのでしょう。

古くさい、と言ってしまえばおしまいですが、おばあちゃんの時代よりももっともっと前から残ってきたこの「言い伝え」、いつまでも大事にしていきたい、と思いました。

おやすみ。


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