株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年04月03日(火)


Z会で学んだこと

葉山マリーナで、Z会から取材を受ける。
夏発刊の雑誌に掲載されるインタビュー。
畏友・寺西隆行氏とライターさん小谷祐子氏を相手に
話すうち、大学受験の夏のことを思い出した。

Z会は難しいからこそ、役に立った。
難しいから、全く見当がつかない問題ばかり。
試験問題を解く、ということは、まず、自分なりの
解答をデザインすることだ。
具体的にいうと、全体を俯瞰する。
解く優先順位をつける。
問題一つひとつの難易度を測定する。
優先順位と難易度が一致していればハッピーだが、
そうはいかない。そのミスマッチをマネジメントする
ことが、即ち、受験の技なのである。

また、出題者がこの試験問題で何をテーマにしている
のか、という「本質」を見抜く力が養われた。
それというのも、Z会があまりにも難しいからだ。
簡単な問題ばかりだと、解くことに楽しみを感じ、先に
解いてしまう。解こうとしても歯が立たないZ会だから
こそ、テーマを考えるクセがついた。
そして、このテーマがなぜこの時期に出題されているの
か、を考えた。

この、出題テーマを考える訓練のおかげで、
現在、仕事の上で、「物事の本質を見抜く」力が
ついて、役立っている。

受験勉強は、知のトレーニングとしてとらえたほうがいい。
受験した学校に合格するか、しないか、は、二の次だ。
合格でもOK、不合格でも、OK。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW