株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2006年08月23日(水)


日本語を第二外国語に

海の家に到着した若者が一言。

「naminakune?」

一瞬、意味がわからず、しばらく頭の中で反芻、ようやく

「なみなくね」→「波無くね」→「波が立ってないね」

と翻訳、理解した。
若者言葉には二重否定っぽい言い方が多い。

「へんくね?」
「あつくね?」
「やばくね?」
「無理っぽく無くない?」

文部科学省の新しい教育方針では小学校から英語を教える
らしいが、ぼくは完璧に反対である。
「食事がおいしい」という気持ちを表現するのに

「やばいよこれ、めっちゃやべぇ」

なんて情けない言い方、してはいけない。
作った人が泣くよ。

もっと日本語をたっぷり学ぶべきだ。

「日本語会話」
「日本語長文読解」
「日本語作文」
「日本語文法」

などを必須とすべきである。
大学でも、第二外国語として日本語を履修させよう。
言葉は画家にとっての絵の具、音楽家にとっての♪。
思考力、情緒、感情、すべての基礎となるのだから。

英語なんてものは、できなくっていい。書けなくていい。
少なくとも、日本語ができてからでも充分学ぶことが
可能だ。

30代のこころの病が増えている由だが、理由は仕事の忙しさではない。人間、そんなに弱いものではない。
忙しいほど、普通は充実した気持ちになるのが人間なのだ。
ぼくに言わせれば理由は3つ。

第一に、日本語の脆弱さ
第二に、睡眠不足
第三に、「見えないもの」への畏敬の念の欠如

詳細は、オープンセミナーで話します。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW