椰子の実日記【JOYWOW】
2006年06月01日(木)
無の話
二階書斎の窓の上部から、庭を隔てて庭木の葉へ、 一本の蜘蛛の糸がすーーーーーーーとほぼ水平に伸びている。
長さはおそらく5メートルはあるだろう。
さて、どうやってクモ君は、この工事を完成させたのか。
足場はない。 クレーンもない。
田舎暮らしでわかったことだが、前夜、風が強かった 翌朝はクモの巣が多い。
これをヒントに考えてみると、木の葉っぱでくつろいでいた クモ君、突風にやられ、飛ばされた。そのような「不測の 事態」のとき、本能的におしりから糸を発射する。
ぴゅーーーーーーーーと糸を出しながら、家の壁に向かう。 すると、自然に木と家の外壁の間に糸がつながる仕組だ。
で、何なの? ということだが、以上である。このような 無の話がわしは大好きなんである。
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