椰子の実日記【JOYWOW】
2003年03月25日(火)
マーケティングに何ができるか とことん語ろう!
いよいよ明日は最新刊 マーケティングに何ができるか とことん語ろう! の発売日。年度末なので、書店に本があふれる時期らしく、すぐには 並ばないかもしれませんが、どうぞご贔屓にお願いいたします。
これまでの書き下ろしと同じく、今回も、新しい試みをしました。 第一部では私のキャリアヒストリーを語ります。旭化成時代の 建材営業マン体験や、尼崎の実家のことなどを包み隠さず(笑)、 書きました。なぜなら、私は、どんな思想でも、どんな哲学でも その人の歩いてきた道がその背景にある、という考えだからです。 私自身が、ある哲学者や思想家の研究をするとき、まずはその 人のキャリアを調べるようにしています。すると、理解できる。 アーティストでもそうですね。岡本太郎さんの芸術を理解するには、 やはり彼の父母の物語やパリで過ごした青春時代を無視すること はできない。
第二部でマーケティングについて語っていますが、ビジョンは 「現場で使える」です。商いが「ビジネス」と呼ばれるように なってから、「お稽古事」になってしまった。MBA信仰。輸入 思想信仰。それに比例して活き活きとした熱さが消えた。 違う。商いは、「商は笑なり(しょうはしょうなり)」という ほどで、商品を前にして、商人(あきんど)と顧客が笑って いなければなりません。MBAとか輸入思想をお勉強したからと いって、顧客の顔に笑みを浮かび上がらせる力が手に入るわけ ではない。 結果、第二部では、机上の理論をぶっ壊すことになりましたが、 現場で使える自負があります。
是非、一人でも多くのかたにお読み戴きたいと願っています。
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