虹色過多想い
2005年10月21日(金)  やわらかな君のやわらかな匂いがする

真夜中の恋人との電話。
ケンカではないのだけれど、ちょっとだけ哀しい気持ちになった。
電話を切って、ベッドに潜り込んで、枕元にある恋人からもらったシャツ(恋人の着ていたものが欲しいとねだって、恋人が高校時代に着ていたというカジュアルシャツをもらった)を足元に追いやろうとした。
今日はこのシャツを抱えて眠りたくないと思った。
それなのに・・・。
持ち上げると、あのシャツのあたたかさが手から伝わってきて、追いやることはしないで胸まで持ってきた。
恋人の匂いが、恋人の部屋に何年も纏わりついているだろう匂いが鼻先をくすぐって、たまらずぎゅっと抱きしめて、いつものように眠りに就いた。
「離れられないや」と想いながら。

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