今朝方、起きる時間でもないのにものすごく早く目が覚めた。 今にして思えば、お別れを言いに来てくれていたのかもしれない。
会社に入社してから5年ほどお世話になった当時の上司が、亡くなったそうである。 どういうわけか、このおじいちゃん部長は、私をかわいがってくれた。 娘では幼すぎ、孫にしては大きすぎたが。 会社に入りたてほやほやの私は、世間知らずで、社会人の常識も自覚もなく、ましてやこれからどうしていこうという自信などまるでなかった。 何もかもが手探りで、ただ云われたことを懸命にやっていただけだ。 部長は、親を亡くしたばかりで不憫と思ったのだろう。 なにくれにつけ、暖かい言葉をかけてくれた。 九州の出身なので、言葉尻に「〜ね」がつく、イントネーションが可愛らしいと思ったのを覚えている。 今夏、近くに来たからと会社に立ち寄られた姿を拝見したのが最後になってしまった。
仕事中、奥様から訃報が入り、古株の面々は皆、目を赤くして仕事を続けた。 とても誠実な方だった。 仕事に対する誠実さを、私はこの方の背中から教えて頂いた。 今、この日記を書きながらも涙が止まらない。
受けたご恩は、一生忘れません。 なにもお返しできずに、心から申し訳なく思っています。 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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