思考回路2011
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二日目終了。 研修としては、とてもよいと思った。 教える人は技術指導部の社員さん。 パン屋暦17年の職人。 技術うんぬんというよりは心構え みたいな方が強い感じがする。 パン焼きをお客さんに合せて 早く焼こうとしてはいけない。 焼きあがる時間まで待たせてもいいって いうのは、あぁって思う。 カフェで焼いてた時は、まさに客に合わせて 焼いていたから。 なにせホイロという物がなかった。 ホイロはパンを解凍し終わったあと さらに温度を30度ぐらいまで 暖めて発酵させる機械。 クロワッサンが解凍から焼きまで3時間 かかる。カフェだと1時間。 昇温っていう常温に戻していく過程なんて ほとんどなし。それをしっかりやるか やらないかで味が格段によくなる。 二日目に食べてもおいしいパンになる。 おいしいパンなんてこれっぽっちも 焼いてなかったんだなぁ・・・。 自分で焼いた、焼きたてはおいしかったけど、 知っていたらもっとおいしく焼けていた のかもしれない。なんか悲しい気持ち。 パンは生き物で同じようには焼けない。 いつも100%の出来で焼くことは出来ない 常に80%ぐらいで焼けるのがいい。 だからパンはおもしろいんだよ、と 語る職人。 なんちゅうか、かっこいいわ。
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