きのう2週間ぶりにお仕事にいって7時間働いたらさすがに疲れてしまい、 本日はお昼寝もふくめて13時間も眠ってしまいました。 薬が回っているからなあ。 しかし熟睡できる幸せ。 顎の下にインコさんも挟まって一緒にお昼ね。 ウトウトしながらインコの頭や首筋を指でさくさくと掻いてやっていると、 ふわふわの羽の下の、細い細い骨格や首に触れ、 これはちょいと一発力を入れてひねったら即キューっといってしまうなあ。 ドアに挟まったりしたらもうダメだなあ。 なんて脆いんでしょう。 でも命があるかぎり、ご飯の好き嫌いをしたり、おもちゃをワザと机から落としてニンゲンに拾わせて遊んだり、 部屋から出せーと暴れたり、スピーカーの音楽に合わせて歌ったり、 機嫌よくニンゲンに頭かいて〜 と指にすりよってきたり とっても複雑なことをあたりまえのようにしている。 生き物を動かしている生命の力は不思議でものすごく色んなパワーを持っているなあ。 自分がものを考えて、腹が減って 楽しいなあとか痛いなあとか、 そして眠って疲れを癒してまた目が覚めるのも命の力なのだなあ。 それは大きな生き物も小さな生き物も植物も、それぞれに合わせて別々に働いている。 不思議なことですな。
大きな生き物といえば、バリのホテルの自分のテラスでぼーっとしていたら階下の方から ギャーっという悲鳴のあと、 oh〜 oh〜 マイガー オー オー と、生オーマイゴッドが聞こえてきました。 いっせいに敷地内から集まるホテルマンさん達。 わたくしもテラスから身を乗り出して下をみたら、 大きな、巨大な白人のお姉さん(たぶんオーストラリア人)が足をおさえて泣いていました。 ああ、おでぶちゃんがロングスカートなんか穿いてるから階段で転んじゃったんだな。 20歳くらいの若いお姉さん。 ファッションは高円寺スタイル。 レインボーのダイダイ染めのTシャツ、胸には大きなピースマーク。 バティック調のロング巻きスカートを穿いて、足はビーチサンダル、背中にリュック。 体重も80キロはありそうだ。もっとかも。 本気で足首をひねってしまったみたい。 今日ホテルに着いたみたいなのに、可哀そう。 でも泣き声とオーマイゴーの声がうるさい。 彼女はホテルマンさん達3人に肩をかつがれ(バリのひとはたいていみな細くてだいたい身長も170cmないくらい。誰もおんぶはできなかった。) 車に乗せられて病院へ。 一緒に旅行にきた彼女のお友達はひとりホテルで待機。 いつ戻るかわからないし、それもまたかわいそう。
夕方、またテラスでぼーっとしていたら、下の方からホテルマンさん達と昼間のお姉さん達がえっほえっほと荷物を担いで階段を昇ってきました。 ああ、病院から帰ってきたんだな、と思ったら行列はわたくしの部屋の隣の部屋へ。 激しい高低差がある渓谷沿いの敷地にコテージが建っていて、彼女たちは下の方の川に近い部屋だったのですね。 で、足が不自由になってしまったので、レセプションやレストランに近い上階のわたくしのコテージに引越してきたわけです。 二晩、満室ならば4組がつかえるコテージを一人で独占していたので、 あの大声のオーマイガーさん達が隣にきたら煩いかも・・・ とちょっと心配しちゃいましたが、 残りの二晩も、とっても静かでした。 その静かさを味わうホテルだもんね。 お姉さんたち、疑ってごめんね。 早く足が治るといいね。 あと少し体重を・・・ いや、別に誰も迷惑じゃないし、好きなもの食べて好きに生きたらいいよね。
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