○○を食べると体にいい、とか どこそこに効く、ということを一切信じない、 という立場を貫いてきた私ですが、 実はまったく信じなかったわけではありません。 あーるある、という番組をみて、 「うーむ、わたしはみかんよりリンゴで痩せるタイプのようだ。」 と、効率的なリンゴの食べ方のメモをとってみたり、 ふと本屋で目に付いた 健康雑誌の大見出しを見て、沖縄から不味いお茶を取り寄せてしまったり。 そういうことは数限りなくあります。 にがり もやったな。まだ台所にあるな。これは煮物に使っています。 でも、信じない、と言い張ってきたのは、 食べる、ということは頭が命じるものではないので、 理性で選んだものを食べつづけるなんて続かない、とわかっていたからです。 効くのかもしれないけれど、わたしたちはマウスのように無理やり注射されるわけではなくて、 自分で選んで口にもっていかなくちゃならないわけで、手と口がそれをこばんだらどうにもならないにょですよ。 以前、顔を怪我したときに、皮膚の再生にはヨーグルトがいいから、と言われ、 毎日2ℓほど、無糖のヨーグルトを食べてみたけれど、10日ともちませんでした。 飲み込めなくなるんだよね。 なにかが体にいい、と聞いて ググっと引き込まれてやってみようと思う瞬間って、 信じているんじゃなくて、信じたい だけなんだよね。 でも世の中には、この信じたい力だけで、なんとかしてしまう人もいることは否定しません。 すげー、と思うけど、ちょっと怖い。
ここまでは、前おきで、実はこのたびコラーゲンを飲み始めました。 母のお勧めです。 母は、その姉からすすめられたそうです。 ふつう女性がコラーゲンを飲む、といえばお肌のためですが、 それ以外にも、コンドロイチンがどうしたこうしたで、関節痛にもいいらしくて、数十年リウマチで苦しんできた母が、飲み始めて2ヶ月で、 膝の痛みが和らいだようだ、と言い出したのです。 リウマチは決して治ることのない病気なことは本人もよくわかっていて、 ただ常に痛みがある、という他人にはどうしてあげることもできないかわいそうな状態がずっと続くのです。 進行を遅らせる科学的な薬とは別に、鎮痛のための民間薬をいろいろ試していたのですが、 しょうが がけっこう効いたようですが、ものすごく胃を荒らすという副作用がありました。 ゆずの種とかいうのもやっていたな。 でもたしかものすごく高かった。 で、コラーゲンなのですが、これはブームのおかげで価格も下がり、 無味無臭で、なににでも溶けるので、ジュースやコーヒーに溶かしていくらでも飲める。 そして母がいうには、膝痛だけでもありがたいのに、どうもお肌の調子もよく、 髪にもこしがでてきた、と言うのです。 でも日記でコラーゲンのよさを言いたいわけではなく。
わたくしは自分ではそうは思わないのですが、母と並んでいるところを見ると、 他人から指をさして笑われるくらい似ているらしいのです。 そうして、母の肌艶や髪のこし、たしかにいわれてみると、なんだか若返っているように見える。 女性は年をとると、見た目と実年齢とは平等には比例しなくなってきます。 このまま母が肌艶をキープして、わたしがなにもかも放って老いるにまかせていたら、 わたくしはそう思ってはいませんが、ただでさえそっくりだと言われているのに、 このままではいつか、 「ご姉妹ですか?」 と言われる日がきてしまうかもしれない! そんなのいやだ。 母には負けない。 そういうわけで、わたしもコラーゲンを飲むことにしました。 効くかどうかは、どうでもいいのです。 大事なことは、母と娘の年齢差をキープすることです。 そして母には内緒にしておくです。 「ふーん、効いているのかはともかくとして、そう思えるだけでよかったじゃん。」 なんて言ってしまった手前、わたしも飲み始めたとはいえません。 女の性です。
ここのところ金欠で実家に寄生していることが多いため、どうも家族の話にかたよりがちです。 恐縮です。
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