| 2005年12月29日(木) |
この世で一番寒そうなお仕事 |
それは、しめなわ屋さん。 漢字で書くと注連縄屋さん。 一年で今だけ、ほんの三日ほどしか見ることのないお仕事。
街角の風除けもないところに、鉄パイプに葦簾張りの仮小屋が寒そう。 仮小屋は陳列台であってお店でないので、中に入れず店の前に立っている売り子さんが寒そう。 中にどれだけ着ているかは知らねど、綿の長パッチにハッピ姿で雪駄履きが寒そう。 清々しく刈り上げたうなじと手拭いはちまき一丁の頭が寒そう。 長年のしきりとショバ割のせいか、場所によっては朝からほとんど人が通らない所で朝から立っているのが寒そう。 まったく客商売をしたことがないような強面のおっちゃんが、会話をかわすでも缶コーヒーを酌み交わすでもなくただ二人でいるのが寒そう。 会社が休みにはいったお父さんが、なんも新年めでたくねえなあ、と七日過ぎにはゴミにだしちゃうしめ縄を買って、サンダルをずるずる引きずりながら帰るのが寒そう。
これにくらべたら、 初冬のストックホルムの街角で焼き栗を売っているおっちゃんの方がまだ暖かそうに見えます。
イメージでは。
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