痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2002年12月18日(水) 忙しいよ〜

なにが、って家業が。
今日は深夜0時まで 父(社長)・弟(専務)・わたし(経理部長)で、ひたすら納期のせまった簪を作っておりました。まだ、あと4工程おわってない。
引退した母(役員)は仲間はずれがいやなものだから、やたらお茶を入れに工場へやってきます。
あんまり、大分、ないんだろうな、こういう家族って。
自分はこういうものを作って売っての仕事でご飯たべて学校いかせてもらったからなんとも思わないけど。その手間と時間とひきかえのお金をひとに話したら、馬鹿らしいといわれるかなあ。

面白いんだけどね。つねに考えて手を動かしているし、先の予定は全部自分たちで組み立てる。人生の浮き沈みが乗った舟の大きさと関係ないと考えれば、勤めてたって自営だって、何十年後の幸せの保証なんか誰にもないし。

遊んで暮らすのが一番です、という哲学からしたら職人さんや農家は、なんの為に生きてるの? 労働の奴隷?と言われてしまうのかしら。
でも自営業やたぶん独立農家は誰からも仕事を強制されてないし、人に頭を下げるときは自分のなかにその理由があるときであって、誰かやなにかの代理に頭を下げたりしない。仕事の中に、ノルマ以外の余計な事 楽しみを勝手につけくわえても誰にもなんにも
「そんなこと無駄だ」
「コストと利益を考えろ」
とは言われない。だって自分で計算するもんね。

まあ、幸い一族のものはみんな、凝り性で、工作好きで、完全主義的なところがあり、そういう性癖をいかせるというか、それがないと続かない職であり、なぜか誰からもあんまり、そういうのって今時馬鹿らしくない?という一言がなかったが為に、いまだに職人さんが帰ったあと、一家総出で夜食たべたべ 金属加工していたりするのです。
わたしも以前デザインしたものが通販カタログに掲載されて、どこにも企画製造者の名前なんかなかったけど、うれしかったよ。しばらくその本をとっておいた。けど、あんまり過去の作品に重きをおかないのが、ゲイジュツでなく商品をつくってる職人さんなのですね。
あんまり皆さん職人の仕事ってしらないかな、と思って家業をVivaしてしまいましたが、眠い。


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