2003年03月17日(月)<<<どっちにしても
私だって 卒業を目前に控えれば毎日それなりに忙しくて あなたと会えない寂しさにもだいぶ慣れてはきたけれど、 それはただ慣れてきたというだけで あなたへの気持ちが薄れてしまったわけじゃない。
夜、ひとりで部屋にいるときや 研究室のみんなと笑っているとき。 あなた以外の誰かといるときでさえ いつのまにかあなたのことを考えていて泣きそうになる。
ここはほんとうに狭い土地だから、 思いがけない人があなたにつながるラインを持っていて 思いがけないところであなたの近況を知ってしまう。
三月の半ば。
連絡をくれると言ったあなたからは音沙汰がなくて。
もしかしたら私があなたの噂を聞くのと同じように、 あなたもどこかで私がなにげなく言った言葉を聞いて 気分を害してしまったのかもしれない。
単純に忘れられているだけかもしれないけれど。
どっちにしても、 あなたに会えないままでいるのはつらい。
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