2003年03月02日(日)<<<言い訳にもならない
繋がれた手を振りほどかなかったあの夜、 11歳離れた年上のその人の下心に ほんとうはなんとなく気がついていたけれど。
それでも一緒に飲む約束をキャンセルしなかったのは、 あなたと過ごせない時間が不安で
崩れてしまいそうになる自信を立て直したかったから。
現状をきちんと把握しているだろうその人が たとえばなにか行動を起こすとしても、 まさかそう簡単には動けないだろうと思っていた。
手を繋がれて、
抱きしめられる。
散々迷って落とされたキス。
酔ったふりで誘ったかもしれないのは私。
ばかなことをしていると思う。 そんなつもりじゃなかった、なんて言い訳にもならないくらい。
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