Kin-SMA放言
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『放浪記』(芸術座)観劇。
まじで感激。
全5幕3時間半があっという間。
森光子丈の芝居力もさることながら、実に精密に出来ているお芝居である。
10年前のぼくはこのお芝居を「おばさんが観るもんじゃん」と思っていた(ま、多少そういうところはある/笑)
観る価値がある、と気づいた時には既にプラチナ舞台。
今回も前売りはあっという間に売り切れたのだが、ワザを使って何とか「サヨナラ芸術座」に間に合いました(^^ゞ
ちょっと困ったのは、
感想は口に出さないで、心の中で言ってください、ぼくの両側の席のおばさま方(T_T)
「若いわねぇ〜」「声が若いのよ」「8x歳なんでしょ?! 信じられないわ」「姿勢がいいのよね」
分かってます。ぼくも同じこと思ってます。ですから、上演中は声に出さないで(>_<。)
でも、それも最初だけで、そんなおばさま方もストーリーが進むにつれ、すっかり無口に。
観客を惹き付ける力のスゴさを実感いたしました。
そして“伝説の”でんぐり返し(◎_◎;)ホントに、まじで8x歳でしょうか?!
そういうとこばっかじゃなく、22歳から晩年までの林芙美子を、それぞれの年代でちゃんと演じ分けているのはもちろん、きちんと一貫性のある性格の女性として演じている。そこに感服。
観ることができて本当に良かった、と実感できた芝居でした。
シアターゴアーとしては、やはり一度は抑えとくべき作品です。
でもなぁこの芝居・・・。ヒガシぐらいの年齢ならともかく、他のジャニッ子たちがこの作品を観て本当に理解できるのかという疑問が生じたのも事実。彼らの世代に、本当の人生のどん底、男女の機微が分かるんかなー? うむむ。
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