Kin-SMA放言
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※やっぱりこれも1月6日になって書いていることはご想像に難くありませんが、4日にあったことを書いていますので、騙されてやっておくんなさい※
明日からお仕事なので、お正月気分の切れっぱしを満喫するため、銀座へ繰り出した。
と言っても、主な目的は、やはりぼくらしくDVD『プロローグ オブ ファンタスティポ』とSgCD『ファンタスティポ』の予約。
御用達の山野楽器銀座本店に乗り込み、賑々しくサザンが流れる中、予約カウンターへ突撃。
まず、地下のDVD売り場へ(ここは、DVDとCDは一緒に予約も引き取りもできない。メンドクサイ/怒)
「実習生」との名札を付けたおねぇさんに、ちょっとイヤな予感をしながらも、
「『プロローグ オブ ファンタスティポ』を予約したいのですが」
と述べると、またもや「は?」と言われる(−−;)うう
「あの、あれです」
と、「予約受付中」一覧の“ジャニーズ”コーナーを指し(ジャニーズだけで7、8点あるのね)、やっと理解される。
1階へ戻り、今度はダンディさん(仮名)に、
「『ファンタスティポ』を予約したいのですが」
と述べると、またもや、
「ふぁんたす・・・?」(天下の山野楽器社員がこんなことでいいのか?)
再び“ジャニーズ”コーナーを指す。
「あぁ、トラジハイジですね」
“トラジハイジ”って、そんな有名なんですか?←皮肉
国分太一と堂本剛だってこと、把握してるんですか?(意地悪)
そんなこんなで、甲斐さんのDVD(『Party 30 in 武道館』)の予約をすっかり忘れてきてしまったのだった(T_T)
今日観たテレビは、ジャニ関連は録画保存のみで(長時間ドラマを観る気になれない)『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ'05』だけであった。
前から楽しみにしていたわけではなく、偶然この“コンビ抽選会”の様子を観てたので、何となく気になっていた。
ぼくの事前の予想としては、山口&上田組が本命、対抗馬が宮迫&天野組、ダークホースが有田&遠藤組だったんだけど、フタを開けてみれば、圧倒的に面白かったのが田中&三村組。実際にも優勝はこの組だった。
でも、正直「全く期待できないな、この組は」と思った組(どれとは言わないが、約3組ばかりいた/笑)も、たしかにこの8組の中では「やはりな」的出来だったが、そこらのイキオイだけの若手は足元にも及ばない面白さ。
何だかんだ言っても、中堅どころで生き残っているということは、スゴいことなんだと改めて思った。
田中&三村組の特に素晴らしかったところは、どっちか一方の力に頼ってるんじゃなくて、双方の力が充分に発揮されていたところ。
例えば、コンビの笑いって、ボケ(もしくはネタを考えている人)の力だけがリードしているように思われがちだけど、今回のネタに関して言えば、考えたのはほぼタナやんだったそうなのだけど、後半の三村の“巻き込まれ型”ツッコミは、三村マサカズじゃなきゃ成り立たないものだった。
つまり、大枠では“ココリコ”的笑いなのに、遠ちゃんが相方では成り立たなかったと言う不思議な傑作なのである。
比べたら失礼だが、さまぁ〜ずの相方・大竹とホトちゃんコンビのコントは、もっぱら大竹のボケだけで成り立ってる感があり、ホトちゃんが悪いとは言わないが、あのコントにおいては、ツッコミは三村だろうが、アマノッチだろうが、遠ちゃんだろうが、「ちゃんとツッコミのできる人」なら、誰でも成立した気がする。
つまり、「作った人」の力に頼りすぎたネタだった。
それは、ぐっさん&上田君組のネタにも言える。上田君のツッコミは上田君独自のものだったが、あのぐっさんの達者すぎる芸の前では、これまた「ちゃんとツッコミのできる人」なら、誰がつっこんだとて面白かったはずだ。
逆に、独自性という観点では、完成度としては未成熟だったゴリ&亮組、淳&出川組(ぼくはブラックが好きなので、けっこう面白かった。淳が一瞬ネタを忘れたのが許せないが)、そして、一種“最終兵器”的あじわいのある(こら)ウド&川田組が最強だった。
ことに、ウド&川田組のかもしだす“もうおしまいだ”的空気は、今雨後のタケノコのごとく出てきている「どこが面白いんだ? わがんね」的若手芸人たちと紙一重だった。
なのに、この二人の場合は一応笑いをとれてる。ここがすごかった(←何だか・・・褒めてないよね?)
お笑いって深いな。
そうそう。次回があるなら、絶対ダウンタウンもシャッフルに参加すべきだ。この人たちの“コント”を見なくなって久しい。芸人てちょっと偉くなるとネタをやらなくなっちゃうが、それが堕落のもとだとぼくは思ってる。
良い意味でも悪い意味でも“身勝手”の代名詞のようなマッちゃんのネタを、ハマちゃん以外の誰が拾えるのか。それを検証するだけでもやる価値がありそうだ。
「似たりよったり」テレビの中でも、今年の正月番組の中で、案外一番価値のある試みだったように思った。次回望む。
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