Kin-SMA放言
もくじ昨日のこと明日のこと


2003年06月01日(日) やっぱり好きだ! KinKi Kids

1996年2月、中日劇場に『ミー&マイガール』を見に行って以来の名古屋。

KinKi君たちは2年ぶりだったそうだが、ぼくは7年ぶりだ。

しかも、ドーム以外の場所へは一切行かない、まさにとんぼ返り。

本当は読まなきゃ良かった各地BBSのコンレポを読んでいったおかげで、もりんの調子が最悪だったことを事前に知っての参加となりました。

一日名古屋に泊まって、少しは体調が上向いたことを期待&不安で開幕を待った。

堂本剛のファンを長年やっていると、こういうタイプのハラハラドキドキは珍しくないというのが、痛いようなこそばいような。ある種だめんずにひっかかる女の典型かも、と思ってしまう(何度酷い目に合わされても、たった一度優しくされた思い出だけにとっつかまってしまうのよね〜←ホンマ、アホやで(T_T)こらこら





さて、詳しいレポは、どうぞ充実したどっかのBBSや記憶力のしっかりした管理人さんのいるHPに行っていただくとして(他人を頼るな)、ぼくはぼくなりの感想だけをだらだらと書き連ねることにします。しかも1部と2部ごっちゃです。

まず1部では、1曲目「カナシミ ブルー」から最初のMCまでつよっさん全く顔を上げず(in Hat)

こりゃ覚悟を決めた方がよいかな? とカナシミ ブルー。

声はしっかり出ていたんだけどね。

対して、鬼気迫ってると言いたいくらい強気で押してくる光一さん。彼の責任感の強さがキリキリと伝わってきて、これまたイタ痒いヘンな気分を味わった。

MC1(「硝子の少年」前フリ)では、メインステージのテーブル上にドリンクとか梅しばとか置いてあったのだが、いきなり胃薬(大正漢方顆粒のようだった)を発見してウケるつよっさん

この辺からつよっさんの体調はやや回復した模様で(さかんにドリンクを口にしていたので、熱があったのかも知れないが/推測)、光一さんに向かって、

「唄ってる途中で具合悪くなったら言いや。これ投げたるから」

と、胃薬を追い風に〜♪と唄いながらシュッと投げた。

それを光一さん見事にダイビングキャッチ。

「お前が投げたもんは落としたくないんじゃ!」

と、リップサービス。

また、律儀に湧くんだ、会場が(^^ゞ

「ノールックパスもあるからな。気ぃつけや」

と、今度は後ろ手で投げると、これまた光一さん思いっきり回転レシーブするが、これはさすがに取れなかった様子。

良かった、つよっさん復活した(安堵)

そんで、光一さんいじらしすぎ(赤面)

めでたくバカップルが復活したところで(ん?)亀仁登場。ここでつよっさんはちょっと引っ込むのだが、すぐ出てきた。

2部では、オープニングでつよっさんちょっと元気が良くなり、安心したのもつかの間、ここでまた長いこと引っ込んでしまった。

つよっさんがいない間は亀仁をいじってトークを進める光一さん。「剛どこいった」とも言わない。

そして相方が戻ってくると、何事もなかったかのように話をふる。

健気です、光一さん(T_T)

「硝子の少年」では冬コンと同様に“糸巻き巻きダンス”を客に強要。のクセして客が頑張ってやってると、

「あー気持ちワルい」

とほざく、きんきっず。ぼくも三半規管が弱い方なので、あんだけ大量のぐるぐるを見せられて、ちょっとめまいがした(←弱すぎ)

「Hold On,I'm Coming」や「冬の散歩道」では、懐かしい若かりしKinKiがスクリーンに映るのだが、とても不思議な気分。

あれも確かに、かつてぼくらが夢中になっていた“アイドル君”のKinKi Kidsに違いなく。

今目の前にいる彼らも、今現在ぼくらが激愛しているKinKi Kidsであることは間違いなく。

それにしても、まるで別人のように見えるのは何故なんだろうか。


この次に「脱げ!」号と「正直しんどい」号に乗り込むんだけど、1部のぼくの席は「脱げ!」号スタンバイ側。120メートルぐらい離れたきんきっず兄さんたちがここで「買物ブギ」の前フリをするのだが、こころなしかまたつよっさんのテンションが下がった気がして、再びハラハラ。

剛ファンはホンマしんどいですわ(T_T)

光一さん一人にしょわせるのはファンとして恥である、の心意気で、できるかぎり大声で唄わさしていただきました(てか、最初から全部でかい声で唄いまくってたんだけどね)

少しはお役に立てましたでしょうか。

続いてロングMC with KAT-TUN&藪・八乙女。今回は聖抜きのKAT-TUNすなわち「KATUN」(かつん)だったのだが、各々ボケツッコミのタイミングも良く、かなり奴らに助けられたと思う。よくぞ成長した。

というより、ぼくは聖が“修学旅行で欠席”というのを聞いて、

「まだ学生だったの?!」

と驚愕したのだった。だって奴ら、全然初々しくな○★※(こら)

「田中クンはオレらより修学旅行を選んだんだね」(ウソ泣き)

とのもりんの言葉を受けて、

「オレはSMAPのコンサートのために(学校の)スキー教室を休んだぞ」

と“学校より仕事を選んだ自分”を強調するもっちであった。

2部ではつよっさんはどこに修学旅行に行ったか、という話になり「奈良・京都」と答え、「地元やんか!」というオチ。それは中学の話で、高校では北海道で、網走刑務所跡とかに行ったそうだ(当時はちゃんとファンをやってなかったんで、知らない話だった)

かつんいじりでは、1部では“ダジャレ大王”じゅんのが炸裂。

「みんな、来てくれてドームありがとう」

「最近“胃ぐすり”にも“いいくすり”があるんですよね」

(髪が長く“バッハ”と呼ばれて)「バッハッハ・・・(笑)」

に、光一さんが“骨抜き”(と言って、ワカメみたいにゆらゆら)にされる場面が2度3度。

2部では“地球外生物”キャプテン・上田の不思議発言。

「今日は皆さんに、ぼくの夢を聞いていただこうと思います」

( ̄□ ̄;)は?

何かと思ったら、「パリへ行きたい」のだと。しかもその行きたい理由っていうのが、

「パリは犬の糞でいっぱいだという話なので、うちの犬を連れて行って、思う存分糞をさせたい」

・・・かつん、理解不可能。

思わず光一さんも、

「フーン」

と、じゅんのが乗り移ったようなダジャレを発し、つよっさんまで“骨抜き”にしてしまったのであった(この辺、かなり楽しく。かつんに感謝)

このMCの後、「心に夢を君には愛を」

1部では「タイトルが覚えにくい」という話から「Mステ」での歌詞間違いおわびへ。

で、また今日もやっちゃったんだよね、光一さん(−−;)(「ボクの背中には羽根がある」で。しかも1部も2部も!)

2部ではまた「Mステ」話から、もりんがなにやら理解不能なダンスを。

「ちょっと待って、当てるから。・・・分かった、長渕剛!」

もっちが答えた瞬間、この名古屋ドーム内5万人余の中で正解を出せたのは、おそらく彼一人であろうと、ぼくは心底感動したのであった。

あなた以上に堂本剛を理解できる人間はいない

ホントに<(_ _)>平伏

唄部分では、またまたドラマ仕立てのPVが披露されました。

一言で言うと、「BIRDMAN」(by SMAP)似。ちょい「永遠のBLOODS」のPVと関連づけたシーンもあったりする。早くフルで見たいものだ。(すいません、「BIRDMAN」じゃなく「Fly」でした。ゴロちゃんが捕まってるやつね/6月2日追記)

早く「KISS2」を出せ。

かつんの「はるかな約束」をはさんで、冬コンでも大好評だった“レパートリーとっかえソロ”のコーナーへ。

「幻炎〜-so young blues-」。ぼくは正直、もりんのシュールなギャグには時々ついていけなくなりんす。「えっ? バーゲンセール?」の意味がどうしても分からん。

1部では普通に終わったけど、2部では最後に浴衣をばっとはだけて、きっちり堂本光一を表現しておりました(笑)

もっちの方は、なかなか唄に入れないというギャグは、なんかビジーフォーの古いギャグなんだけど(スマン)、彼の声で聴く「溺愛ロジック」に、とにかくひたすらやられる。

無性にドキドキしてしまった。・・・なんか、モエます(*^^*)

「ひらひら」は1部2部共とにかくかっこよく。ここばかしは手拍子も一緒に唄うのもやめて、ガン見に徹した。

「月夜ノ物語」もほぼガン見だったのだけど、背景に大きな月が映し出される場面が非常に美しく、これから福岡に参加される皆さんに忠告。ここだけは双眼鏡から目を離してご覧下さい。

つよっさんソロは冬コンの「WINTER KILL」ではなく(でもたぶん衣裳は同じ。ただ今日の2部では、金色のターバンがなし。ギターが冬コンと変わっていたかな。オレンジのストラトキャスターだと思う)「街」。その前にギターソロあり。この部分も1部と2部で違っていた。2部は、よりブルースっぽく。

じぃんとしたのが、わざと歌詞を変えて唄っていたこと。

字幕では「愛を見失ってしまう時代だ」と出ていたのに、

「このカラダまだ行けるさ このカラダまだ行けるさ」

と2回繰り返していた。

1部も2部も。

つよっさん・・・(T^T)(今日は泣き顔文字ばっかりだねぇ)

でも、あんまりがんばるな。がんばりすぎるな。
(「過呼吸」の主原因は、ストレスより“焦り”なんだからね/経験者談)

同じことは、もっちにも言いたいんだけどね。

話が前後するけど、最初の方のMCで、もりんもっちを指して、

「彼は仕事においてはかなりな“M”ですから(自分イジメが大好き)。ぼくは軽“M”ですけど」

と言っていたが(私生活ではもっちは“S”らしい/邪笑)、光一さんに伝えたいのは、

つよっさんの調子が悪いときに、自分一人でカバーしようとがんばりすぎないで

ってこと。

ぼくらファンは、そんなに力不足に見えますか?

少し寂しいです。

コンサートってさ、パフォーマーだけががんばったからって良くなるってもんじゃないでしょ?

そりゃ、いつでもベストコンディションで臨むのがプロってものだし、常にオーディエンスをリードしなきゃ、と思う気持ちは分からないではないけれど。

それこそ、演者と客とのキャッチボールが、きっちり構成された演出以上のものをつくり出すのがコンサートの醍醐味なんだし。それをあなたたちも今回、強く望んだわけでしょ?

うがった見方で申し訳ないけれど、2部の冒頭で光一さんんのテンションがすごく高かったことが、むしろ「つよっさん、まだダメなんだ」とこっちに思わせていた気がする。




←邪道ですな、いつものごとく




“王子”は求めてないのか? っちゅうこっちゃ。

藪&八乙女の小芝居入りのイントロから始まる「ボク羽根」では、さっきも書いたようにもっちが歌詞をド忘れ(1部も2部も同じところで!)

「わかんねぇ、ゴメン!!」

もっちの雄叫びが名古屋ドームに響き渡った。

テレビで間違えた時(この日の日記参照)には、ちょっと許すかどうか迷ったぼくだが、コンサートでは全然オッケー。これはぼくが心底尊敬するアーティスト・甲斐よしひろさんがおっしゃっていたことに起因する。曰く、

「コンサートでは上手に唄う必要なんかない。歌詞を間違えたって問題ない。大事なのは、いかにテンションを持続するか。たとえ死にそうであっても」(かなりぼくの意訳含む)

これがぼくの“コンサートに臨む際の基本姿勢”になっている。

だから今回のつよっさんの件も、たしかに本人辛そうだったけど、できるかぎりテンション上げてやっていたと思うし(気分がのってないテンションの低さとは、別物だったと思う)、そんなつよっさんが2部のアンコールでは思いっきりグラウンドを走っていたのを見て、もう胸がいっぱいになった。

屈強な(笑)ファンの子たちに手をガーッとつかまれて、

「こえ〜〜〜っ!!(汗)」

って叫んでいたのがバリ可愛くて、おばさん満足。

しかも高所恐怖症のが、大分高い位置にいるうちからクレーンのバーをハネたのにはびっくり! 思わず「落ちるなよ〜、落ちるなよ〜」(←縁起悪いこと言うな!)と心で唱えるボクであった。

なんかさっきと矛盾するかな・・・。がんばりすぎないでほしいというのも本音なのだよ。

光一さんは、今回もうファンサービスもすごくて、アンコールではできるだけたくさんのファンにタッチしていた(ずっとスタンド上の方だった僕には“見てるだけ”の世界だったが)し、車椅子席の全員と握手していたのがキュンものでしたな。

2部では名古屋の最終回ということでダブルアンコールがあり、「フラワー」を唄ってくれました。客電つけっぱなしで。

歌詞(「こんなにがんばってる僕もいる」)がしみました。



こんなもんかな(最近メールをやりとりしてるだの、「もしオレがお前んちに行ったときにさぁ・・・」だの、サービストークは他にもあったんだけどね)

あっ、光一さんへのダメ出し、もう一つあった。つよっさんのドリンクが、今回コカコーラだったらしいんだけど、




←そこまでマニアの思うつぼになってたまるか!



確かに、胃が気持ち悪い時には炭酸がいいのだ(経験者談その2)

とにかく最後の最後につよっさんが本調子(をがんばって装っていたのかもしれないが、それならそれで健気)になったことで、名古屋公演は大団円となった。

ただ、名古屋駅でなかなか“のぞみ”が発車しなかったのは、もしかして彼らが乗っていた車両にファンが群がっていたせいか? この点はちょっと憮然。

みなさん、お家に帰るまでが「遠足」ですよ(←意味不明)



心地よい疲れと共に帰宅し、留守録を再生したらまぁ今日の『堂本兄弟』
大ヒット!

さすがにこれは明日にしよう。今日は長文につきあってくれて、ありがとう!


ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場