Kin-SMA放言
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2003年05月31日(土) 台風と共に千穐楽

今日の『キンキラキンキワールド』は、

“キンキラビンゴ・突撃!! お母さんの昼御飯”

と称して、前にやった“10代意識調査”のマザー版。

ツボは特になかったな。(−−;)

「ギラ☆ギラ」がフルコーラス聴けたことが嬉しかったくらいか。



うん、少年隊つかTOSHI(田原俊彦)つか。

ある種のジャニーズの王道ですかね。でもKinKi君としては珍しいタイプの楽曲ですね。エンディングがどっかで聴いたことある感じ。うーん、思い出せん(−−ゞ

二番の歌詞が、ちょっといい感じ(ぼく的に)だと思った。




(ふとテレビに目が)
おいっ! 油断して観てない日に限って「カトリが行く!」新撰組だよお〜っ!!(しかも三谷幸喜氏まで出てるっ)

録画間に合わなかった・・・(T_T)



(話は『キンキラ』に戻る)ビンゴはもっちが勝ったんだけど、ごほうびは

ナイスガイお手製シルバー聖衣(クロス)

らしくて、光一さんあからさまに不満気。

ツボがなかったリスナーも不満気(←決めつけ)





↑彼もある意味自由業ということで、生活時間が主婦とかぶってるのか?



それと、

「まだまだキミはマダムの心がわかってないね」

というもっちの“勝者の弁”ぐらいでしたか。



まぁ正直こっちも、心はすっかり名古屋コンなんでね。そろそろレポ探しに出かけようかと。



(以下は芝居話)
今日は『風と共に去りぬ』(帝国劇場)大楽。

カーテンコールでは、チャールズ役の安崎求くんの司会によるメインキャストのごあいさつがあり(もちろん、昨日で終わった岡幸アシュレも登場)、その後メインキャスト、マオ(大地真央)さん一人、という感じで緞帳前に出てきてくれた。

ごあいさつではカズ(石井一孝)の話にマオさんから巻きが入ったり、今日の天気から、お約束の「まさに『台風と共に去ってゆきます』というあいさつがあったして最初はほのぼのムードだったが、カリンチョ(杜けあき)が感激の涙ぼーぼーであいさつしたあたりから、会場のムードは一気にうるうる状態に。

最後にはマオさんも涙ポロポロだった。

そして肝心の本編はというと、これがもうキャストの皆さん、すみずみまでリキがお入りになっていて、実はぼくは今日が大楽だと知らずにいて(相変わらずぼんやり)、それでも何かこう、ひしひしと伝わってくるものがあって、「あー、今日観られて良かったな」と思っていた。

ぼく的注目点のカズアシュレは、出てきた瞬間「少年!」て感じ。求くんも「少年!」なんで、ダブル少年(笑)

バトラーがスカーレットに求婚するときに、

「君の最初の結婚相手(チャールズ)は少年で、次(フランク・ケネディ)は老人」

というセリフがあるんだけど、

「スカーレットの永遠の王子様・アシュレも少年だわなぁ」

と思ってしまった。

岡幸アシュレもバリバリ王子様だったんだけど、彼はノーブルな、どっちかってとタカラヅカ的な、“どこかの国の皇太子”って感じ。

カズアシュレはむしろ“少年王”(マンガ雑誌じゃないぞ←古)って感じかな。そのはつらつさ加減が(笑)

正直、ほんとに頼りにならなさそう(これっ)

だけんど甲乙つけがたい、ばっちりのはまり役だった二人とも。けっこうタイプが違うのに、ほんと不思議だね。

あいさつでカズが言っていたんだけど、アシュレはあんまり演出家にかまってもらえなくて(笑)、しょうがないので幸ちゃんと二人でメラニー役やスカーレット役を交替でやりながら稽古したそうだ。


見せんか! それを。←やっぱりな・・・



←やっぱりな!




話をまじめに戻すと、二幕でレットが唄う「掌(てのひら)」なんか、スタンディングオベーションしたいくらいの出来だったし(芝居を止めてはいけないので、できなかったが)、メラニーが死ぬ場面では、芝居巧者たちががっぷり四つに組んでいる幸福感をしみじみと感じた。

ぼくはこの作品を、マオさんヒロインモノにありがちな(ゴ、ゴホゴホ)彼女の一人舞台かと誤解していたのだが、とんでもないことだった。

これだけ充実したカンパニー、これだけ実力が拮抗した座組なんて、そうめったにあるものじゃない。各キャストそれぞれが、今日本で考えられる最高のスカーレット、最高のレット、アシュレ、メラニー、ベル、そしてミード博士もピティパットおばさまもマミーもプリシーもチャールズもフランクも、そのほか名前もない諸々の登場人物みんなが、その役において
最高だった。
(劇中ではエピソードとして出てこないのに、マミー役の花山佳子嬢は、ちゃんと真っ赤なペチコートはいてるもんね。泣ける!)

初演では先入観から「歌謡曲みたい」と思っていた音楽も、実にスケールの大きい粋な(一部はやっぱりソレっぽい曲もあるけれども/笑)曲だと認識できるようになった。

今作は間違いなく、東宝の新しい財産となりましたな。

帝劇では、来々月からもまたまたおなじみのリピーターの皆さんと顔を合わせることだろうし(笑)、来年にはまたまた
あの作品が帰ってくるし(しかも3ヶ月ロングランだと!)

いったいいくらオレらから搾り取ろうってんだ(T_T)
←まあ、うれし涙?(皮肉)


ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場