Kin-SMA放言
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2003年03月15日(土) |
久しぶりぶりぶりぶり、まぐろっ! |
たとえ光一さんでも、この(オヤジ)ダジャレだけは
許せん(−−;)
・・・と思ったが、やっぱり許してしまうぼくは、剛さん以上に
都合のいい女
なんだろうか・・・?
てなわけで、本日の『キンキラキンキワールド』
4ヶ月ぶりに二人揃いました(>_<。)←感動して泣いている
最初の方、もっちの声が、なぁんか、すごい甘く聞こえたんですが・・・気のせいかな?(ちょっと嗄れてて)
んで、やっと本人が来たので、3ヶ月半も経ってるのに、例のBirthday Present(何にも入らんワンワンバッグと手作りバッジ)を渡しの、ケーキを食わせの、と、なんか単身赴任していたお父さんが帰ってきた時の家族みたいな状況になっている。
そして、留守中にナガツヨがコラボした名曲「うぉ」を聴かせる。
(「長瀬智也とコラボレーションしたんです」と報告するもりんに、「ん? 何をだい?」って訊く口調が、既に“お父さん”なもっち←本日のぼくの最ツボ)
・・・ぼくが思うには、この曲はアレンジが勝負ではないかと(これっ!/怒)
R&B調にして和田アキ子に唄ってもらうとか(無意味)
またはもりんの言うように、もっちに魚の着ぐるみを着せて、ナガツヨが奪い合うPVを作るとか(やっぱそっちか、お前の思考は)
さらに、エンディングでいきなり
『キンキラキンキどんなもんヤ』
と言い放つお父さんもっち。
まじで、よねちんのクビがとぶぞ!
ところで、今日はも夕方、芝居を一本観てきた。
『マウストラップ〜ねずみとり〜』(三百人劇場)
小説としてはもちろん、芝居の題材としても大傑作のアガサ・クリスティものである。
ミステリーだからもちろんネタばらしはしないが、大雪で閉ざされた山荘にいわくありげな人間たちが閉じこめられているうちに殺人事件が起こり、全員がそれぞれに怪しく、思惑が入り乱れて・・・という、『金田一少年の事件簿』でもパクッていた(また毒・・・)古典中の古典。
でも、よく「ミステリーは、結末が分かっちゃうと面白くないから、一回勝負」という人がいるが、ぼくはむしろ逆だと思う。
だって、一回目はそうやってドキドキしながら結末まで観る楽しみがあるけど、二回目には、すべて分かっていながら、いかに役者や演出家がそれをばらさないように頑張って演じ、作っているかを観る楽しみが味わえるじゃん(←やな客)
ぼくだけじゃないはず、というのは、この作品、本場ウエストエンドでは、もう50年もロングランしているんだから。ということは、リピーターだって、半端じゃなくいるわけで。彼らのお目当ては、まさしくそっちの方だと思う。
そうやって「ここはうまい伏線だなぁ」とか「ここであの役者がああいう表情しているのが、サイコーにいいんだなぁ」とか楽しめるわけ。
今回の上演はロングランはしないようなので残念だが、またいつか再演してくれたら嬉しい。
出演者についてひとことふたこと(順不同)
山荘経営の若夫婦の夫・うっちみ君(内海光司)。うっちみ君の舞台は『二人でお茶を』以来ではなかろうか(久しぶりすぎ!)。だってぇ、ぼくが観るようなジャンルの芝居に出てくんないんだもん・・・
とか言いながら、実は、ぼくが初めて東京宝塚劇場に入ったのは、うっちみ君が出た『たそや行灯』(主演・浜木綿子)を観たときなのである。
昔から多かったのだ、タカラヅカとジャニーズのコラボ(笑)
えと、うっちみ君は、相変わらずうっちみ君だった(^^ゞ
セリフの言い回しが、昨日久しぶりに観た『アイドル オン ステージ』時代のしゃべり方と、全然変わってない(爆)
時々一本調子になってたのは、残念だった。
その妻役・勝野雅奈恵。これが初舞台だそうだ。今時の若い女優にしてはガタイがいい(オイ)と思ってたら、なんとキャシー中島&勝野洋夫妻の娘だそうな。・・・なるほど(おいおいっ)
芝居はヘタではないが、時々とってつけたような“外人アクション”をする(翻訳物を未熟な新劇役者がすると、よくこういうことをやる)のが、残念だった。でもこれは演出の責任でもあると思う(その「演出」は大和田伸也)
山荘のお客。
淡路恵子・・・うまい。さすがに。セリフ回しだけでなく、歩き方や座るときの脚の組み方まで、まさに「イギリスの老女」してた。 この人はぼく、失礼ながら「萬屋錦之介の2人目の奥さん」としてしか知らなかったのだが、確かその奥さん稼業中は、一切女優をしてなかったはず。立派だなぁと思う。イエ決して、1人目と3人目がどうこうというんではないよ。人生はその人それぞれなんだし(←何をびびってんだ?)
高汐巴・・・ぺーさん、相変わらず、スタイルいいわぁvvv(こら!ミーハーめ)そしてセリフ回しも相変わらずのぺーさん節(爆) とにかく、彼女のこの身のこなしがあるから、殺人が起きたときに姿を現したのが、彼女なのか、他の男性のだれかなのかが、わかりずらくなるようになっている。キャスティングの勝利。
入川保則・・・この人もうまかった(そ、それだけ?)
団時朗・・・ぼくらの世代には、いつになっても『帰ってきたウルトラマン』(笑)。けっこう色んな舞台で拝見するのだが、なぜか“インチキ外国人”が多いように感じるのは気のせい?(・・・気のせいじゃ、ないみたい・・・)ハーフだからか? とも思ったのだが、この芝居に出てくんのは、そもそもみんなイギリス人じゃん!(爆)その中で、なんでわざわざ“謎の外国人”役なんだよっ?!(^^ゞ
岩田翼・・・初めて見る役者だった。この子もうまかった。身のこなしが抜群にいいんで、ミュージカル畑の子かと思ったら、新劇畑だった。今や演劇界もボーダーレスなんだなぁ。
刑事役・戸井勝海・・・この芝居、実は戸井くんが出るから行ったてのもある。登場シーンではいきなりすっとぼけノリで出てきたが、謎解きへ向けてむちゃくちゃ二枚目になるあたり、「(金田一)はじめちゃん?」みたいな(嘘) とりあえず、後半へ向けての変貌ぶりがすごかった。 ・・・んー、でも、変わりすぎかなって気もした(辛口?)
演出について・・・これは演出のせいじゃないかも知れないが、実は「もう一度観たい」と思った理由の一つに、ところどころ「このセリフって、どういう意味だったのかな? 伏線なのか、それとも・・・」というのがあったのだ。
昔、花組芝居にいた広田豹氏が英語にすごく堪能な方で、彼が花組脱退後に主宰していた劇団で、やはりクリスティをやり、そのチラシの中で「クリスティの芝居に、変に思わせぶりなセリフが出てくることがあるが、それは実は誤訳なのである」と書いていたのを思い出したからなのだ。
単に英語独特の言い回しを、ミステリーだからと、いかにもそれっぽく訳してしまい、逆に意味のない怪しいセリフにしてしまうというのだ。
それだったのかな・・・? と思ったのである。
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