Kin-SMA放言
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2003年01月16日(木) サキホ義姉さん本業中(ヒゲつき)

今日は、きんきっず(←タイプミスではない)らばーは一回お休みなんだよ
(でも、最後の方だけ見てくれると嬉しいよ)。

今日ぼくは東京宝塚劇場に行って来たんだよ。
今、日本で『SHOCK』の次にチケが手に入りにくいと言われている『エリザベート』を観てきたんだよ(自慢だよ←おいおい)。サキホ義姉さんは、この作品にオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ役で出ているんだ。なにしろ23歳から68歳までを演じるんだから、そりゃあヒゲも生えるし髪も白髪に(ホントのフランツ・ヨーゼフは晩年はハ○てたけど、そこはそれ、タカラヅカだから・・・)なるってもんさ。でも、フィナーレじゃキンキラの「変わりエンビ」(ジャニーズも時々着るよね)でそりゃもうカッコいいんだよ。
このミュージカルは宝塚歌劇団が初演した雪組バージョン以降、日本で上演された分はすべて観ているんだけど、どのバージョンも他のバージョンとちょっと違った演出やツボがあって、どうしても観たくなるようにできているんだよ(筋金入りのファンの中には、ウィーンやブダペスト、ドイツのエッセンまで公演観に行く人もいるらしいよ。ひえ〜! さすがにそれはぼくにはできないや)。もちろんそれ以前に、作品自体がめちゃくちゃカッコよくて耽美で不気味(笑)でロマンティックだからなんだけど。なにしろ、ヨーロッパいちの美貌の皇后と“死”のラブロマンスなんだから。

ぼくは去年宝塚大劇場で上演されたときにも観に行ったんだけど、おさ(以降、ジェンヌ名はすべてニックネームでいきます。ニックネームがわからん人には芸名も多分わからんだろうから)のトートは「次に宝塚でやるなら絶対この人!」と待望されていただけに(もちろんぼくもその一人)すんごい期待してたんだ。同時に、間に東宝版『エリザベート』が入ってしまったので、一つの不安もあった。つまり、いったん男女混声の音がインプットされてしまった観客の耳に、再び女声オンリーのヅカ版『エリザベート』がどう響くかという心配。
案の定、大劇場で聴いたプロローグは、正直言って「ものたりない」感じがした。何か、何かが足りない。それはやっぱり男の低音だったのかも知れないが、ぼくが雪組版を初めて観たときに受けた衝撃は、なんだったのかな・・・と、少し残念だった。初めてゆえの衝撃? たしかにそれもあったのかもな・・・。

でも、今日東京で観て(というよりもね、先週、日生劇場で観た『ジキルとハイド』のおかげで気づいた気がする)思ったのは、「宝塚歌劇団のオーケストラって・・・下手」ってこと。歌劇団てとこは専属オーケストラがついているすごく贅沢な劇団なのに、その肝心の演奏技術が、どうも長年進歩してないように感じられるんだ(ただ最近東京では以前とオーケストラが変わったみたいだ。メンバー自体は重複しているのかもしれないけど)。他のミュージカルを観に行くと、オーケストラがどこもすごい高レベルなだけに、1.5か月に一回タカラヅカを観ると、音楽で時々「ありっ?」となる瞬間があって、情けなくなるんだな。

ただ今回は、ジェンヌ仕様のキーに編曲されていたから、オリジナルキーの重厚なサウンド感を期待するのは確かに酷かも知れない。

ぐちはやめよう。
おさトートは、歌が上手いのは分かりきってたので、あとは「どうトートになってるか」に注目だったんだけど、なんか・・・萌えたよ(ポッ♪)。エリザベートに寝室から追い出されて(きゃ♪)落ち込むところがあるんだけど(おいおい・・・すごい曲解)、壁にひっついてがくっと肩落としてるところが、か、か、可愛い〜!!!(病気かおまえは)
前回のトートが男性(山口祐一郎)だっただけに、ルックスのギャップは大きかった!(笑) やっぱトートは中性的でなきゃあかんよ。
トートも演じる人によって「自信満々に誘惑してくる」トートだったり、「人間を愛してしまって悩む」トートだったり(これもなかなかヨイものだ)、シシィに拒絶されると愕然とするトートやら、きれるトートやら色々なんだけど、その人のキャラにはまると結構なんでもよかったりする。
おさはそんなに長身ではないし、顔立ちがうりざね(笑)でやわらかい感じの男役なので、「愕然とするトート」に、ぼくはきゅんときてしまったよ。

主役のみどりは・・・、んー、『ルートヴィヒII』のシシィがすんごく可愛くて「こりゃ期待できるな」と思ったのに、なんか、へんに荒削りなシシィだったな・・・。「強気」という点では実物に近かったのかもしれないけど(笑)

そういや今日はマックス公がちはるちゃんで。「大劇場とは変わったのかな?」と思ってたらりつさん休演だったらしい。あれまあ・・・

本日ルキーニがいじった(?)客は、元花組のミユちゃんなり。くぅ、全然見えなかった(泣)

大劇場でも思ったんだけど、今公演のMVP(少なくともぼくが審査員ならダントツで)は、断然あすかちゃんだな。3回観て、3回とも精神病院のとこで泣いたもの。圧倒されちゃって。逆に言えば、ここのみどりに今一つ迫力が足りなかった。同じ場面で東宝版ではイチロさんの迫力にぼくは毎回泣いたんだから。

あと、やっぱこれからの花組をしょって立つのはらんトムだよねー(誰に同意を求めてんだ?)、らんトム、いいよねー(*^^*)←気が多いな、んとに。
新人公演、ビデオ買っちゃおうかな(買うな、おそらく)。

子ルドルフの望月。大劇場の時はひどい声で「なんでこんな子が?!」と思ってたら、風邪かなんかだったのかな。今日はきれいな声だった。でも、きついこと言うようだけど、公演中に風邪をひくという時点で、プロじゃないぞ。気をつけようね(偉そう)。あと、最近の下級生はみんな背がどんどん高くなっているから、男役がやる子役って可愛くない!(><)新たな問題だなぁ・・・

ルドルフゆみこ。・・・大劇場の「闇が広がる」は、過去すべての組み合わせ中のベスト!(声が合っている)と思ったんだが、なんか今日は今一つだった。芝居力+歌唱力ではたぁたんに勝るものなしだが、ルックスの美しさ(あんど儚さ)ではコムちゃんに軍配を上げたいし、死ぬとこの可憐さではぶんちゃんも捨てがたいし、もちろん芳雄くんを忘れてはいかんし(ほんっと気が多い!)、ゆみこもゆみこ独自の「コレ」があるともっといいんだろうな。おさトートに引きずられるところ、もうちっとなまめかしく(笑)。フィナーレでおさあさが向かいあってダンスした時の方が、だいぶ萌えたぞ、ぼく的には(歌劇団も、ぜってー狙ってたぞ。歌劇団版たきつばってヤツ?←まさか)。

あとは・・・
ああ〜っ! もう夜中っつーか朝だよ! タカラヅカは語り出すと長くなっちゃうんだよなー。

演出で言うと、再演するごとに曲と曲の間が必要以上に間延びしてきてる(小池先生の悪いクセ! いっとくサンも似てるところあるのかも)のが、やっぱり気になったなぁ。
あ、ただ ♪新しい〜ドナウ連邦〜 組み直そう〜♪ のところの黒天使達の大ゼリ降りが復活したのは嬉しかった。全編中ここが一番好き♪(やっぱ戦隊シリーズマニアなのか? わし)

さて、真ん中とばしてここまできた“きんきっずらばー”の皆さん(いるのか?)、おまっとさんでした。
終演後、ぼくが歩き出した方向はもちろん帝劇方面。出待ちの皆さんのヨコを他人のふりして通り過ぎたあと(笑)ぼくがとった行動はなんだったでしょうか。




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ヘッドホンMDで聴いてたのは『F album』だったけどね。


ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場