地下鉄の吊り革につかまっている。
地下を走る地下鉄(当たり前か)は、駅以外は窓の外が真っ暗。
すると、自分の姿が映ります。
そんな窓に映った自分と目が合いました。
その瞬間、車内で、どなり声が聞こえました。
どうもオバァサンの様ですが、しきりに声を張り上げる。
「ふざけるナァ!」 「すましてんじゃネェよ!」 「顔を見せろ!」
そんなカンジの言葉を繰り返す。
あんまり、関わりたくないので横目でそちらの方向を見つつ、 耳を声の方向へ集中させる。
電車内が皆、そんなカンジだったのが、笑えた。
ハッキリとは見えなかったが、どうもイッてしまってるお方のようでシタ。
そんなこんなで、駅に着く。
そのオバァサンは駅で降りた。
降りても叫んでる。
またまた、その方向に意識だけ集中させる。
電車が走り出し、窓の外は、また真っ暗になった。
”あんな風には、なりたくないナァ”と思いつつため息一つ。
そして、前を見る。
そこには、”あんな風には、なりたくないナァ”とため息をつくオトコが写る。
ビックリした。
そこにはまぎれもなく”あんな風には、なりたくないナァ”ってカンジのオトコの姿があった。
何でオレは、こんなに”つまらなそうな”顔をしてるのだろう。
すこし考え込んで、苦笑してしまった。
それを隣のヒトに気づかれ、非常に恥ずかしかった。
もう一度、窓に映る自分を見直そうと思ったら、電車が駅に着いた。
それ以来、窓に映る自分に気が付くと、 できるだけ生き生きしたカオをするようにしてる。
意味ナイけど。
ときどき思う。
どちらが幸せなのカナと。
いっそのこと・・・
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