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月日の経過の早さなど今更驚く事でもないのに それでも月が変わる度、「もう11月か」なんて言葉が 口をついて出てしまう。
大教室の講義の最中、佐藤正午『取り扱い注意』を 読み進める。知人に「是非」と勧められた本。 確かに、僕にとって久々に「読み進めることができる」 小説であるように感じる。 けれど、正直に言えばもう一歩。やや余計な文章が目に付く。 村上春樹以外で集中して読む事ができる現代作家が 現れないだろうか。古典でも読むかな。
今日は夕食の後、友人と早稲田から池袋まで歩く。 散歩好きの彼と池袋まで歩くのは今回が2回目。 道すがら沢木耕太郎を勧められる。 ふらふらと適当な道を進んでいくのだが、夜空に 聳えるサンシャインを目印にしていれば迷う事は無い。 人でさえすれ違うのがやっと、という程の軒先をかすめる 狭い道が続く。時折、家の中からは家族の話し声や 炊事の音が聞こえてくる。 雑司が谷霊園と池袋の夜景のコントラストが印象的だった。
今日も月は綺麗だった。
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