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2001年01月24日(水) アサヅケ

一つ目の試験終了。アサヅケだった。
「朝漬け」であり、「浅漬け」。
先生の態度、講義内容に失望し、気まぐれに出席した時は
一番前に座り外を眺めていたような講義だった。
ふと窓の外を見れば、空の鉛色が寒さを物語り、
この教室から見える木の枝からすっかり葉が
落ちているのを見て、月日の経過を実感する。

試験ではヤマが見事に的中!
試験におけるヤマの的中率は、「今も昔も私大受験の王者」とか
威勢の良い「W予備校」の入試予想問題の的中率や
(ちなみにWは覇者。王者は三田のK大)、
「夢を買います」なんて嘯きつつ大晦日には当選番号発表を
食い入るようにチェックする人(含、わが父親)がわんさといる
JR有楽町駅前売り場で買う「年末ジャンボ」の当選確率よりも
相当に高いはずだ。この調子であと4つヤマ張ろう。
・・・じゃなかった勉強しよう。

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駅と自宅の間は自転車で15分ほど。
この時期は身が切り裂かれるような寒さだ。
住んでいるところは田舎なので、11時も過ぎれば全く静かだ。
艶かしい視線を送り、落ち着いたそぶりの端々に
無言の色気を漂わせ、服の下の肢体をさりげなくアピールして
通行人に媚を売る情婦のようなネオン(この表現・・・へたくそ)や、
背の高さを競う無邪気な子供達のように、狭い土地に立ち並ぶビル
などあるはずも無く、夜空を見上げれば星がきれいに瞬いている。
駅からの帰り道は西から東に向かう。この時期は南の空に
オリオン座がはっきりと確認できる。
寒い冬の帰り道の唯一の楽しみだ。

この頃、なんだか地に足がついていない気がする。


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