note
DiaryINDEX|past|will
一つ目の試験終了。アサヅケだった。 「朝漬け」であり、「浅漬け」。 先生の態度、講義内容に失望し、気まぐれに出席した時は 一番前に座り外を眺めていたような講義だった。 ふと窓の外を見れば、空の鉛色が寒さを物語り、 この教室から見える木の枝からすっかり葉が 落ちているのを見て、月日の経過を実感する。
試験ではヤマが見事に的中! 試験におけるヤマの的中率は、「今も昔も私大受験の王者」とか 威勢の良い「W予備校」の入試予想問題の的中率や (ちなみにWは覇者。王者は三田のK大)、 「夢を買います」なんて嘯きつつ大晦日には当選番号発表を 食い入るようにチェックする人(含、わが父親)がわんさといる JR有楽町駅前売り場で買う「年末ジャンボ」の当選確率よりも 相当に高いはずだ。この調子であと4つヤマ張ろう。 ・・・じゃなかった勉強しよう。
******************************************************* 駅と自宅の間は自転車で15分ほど。 この時期は身が切り裂かれるような寒さだ。 住んでいるところは田舎なので、11時も過ぎれば全く静かだ。 艶かしい視線を送り、落ち着いたそぶりの端々に 無言の色気を漂わせ、服の下の肢体をさりげなくアピールして 通行人に媚を売る情婦のようなネオン(この表現・・・へたくそ)や、 背の高さを競う無邪気な子供達のように、狭い土地に立ち並ぶビル などあるはずも無く、夜空を見上げれば星がきれいに瞬いている。 駅からの帰り道は西から東に向かう。この時期は南の空に オリオン座がはっきりと確認できる。 寒い冬の帰り道の唯一の楽しみだ。
この頃、なんだか地に足がついていない気がする。
|