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2001年01月06日(土) 明日の七草粥が楽しみ

新年初めての日記、
ということで、新年あけましておめでとうございます。
今年も日暮硯に向かひて心に浮かぶ由無きことを思うが
ままに書き綴ろうと思っております。
気長に御付き合いいただければ幸いです。
さて私おじゅんは2日に帰京し、4日よりバイト先の
冬季講習会に刈り出されております。朝6時半起床は
完全夜型人間にとっては非常に辛いのですが、毎日続けば
慣れるもので、今では駅へと向かう自転車を漕ぎながら
浴びる朝日の眩しさをかみしめる余裕も出てきました。

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そんなともすれば単調になりがちな日々の中、アクセントと
なる出来事があった。先日アルバイトの帰り道、久方ぶりに
母方の祖父母宅を訪れた。祖父母宅は自宅からも近く、
車で15分もあれば行くことが出来る。けれど、ここのところ
忙しさにかこつけてご無沙汰していた。
小学生の頃は、週末が来ると毎週のように行っていたのだが。
その頃の僕にとって祖父母の家はテレビやゲームなんかよりも
よっぽど面白い存在であった。近くの川原へ行って蓬を積み、
持ち帰って蓬団子を作ったり、庭になっている梅をもいで
梅酒を作ったり、寒い夜にはもう珍しくなった湯たんぽを
入れてもらったり・・・。

少し前の日記でも記した通り、祖父はここのところ
調子が良くない。母などは自分の父親なのにも関わらず
(逆に父親だからかもしれないが)、平気で
「今年いっぱい持たないかもねえ」などと言う。
久しぶりに会った祖父は以前よりも苦しそうだった。
一息ではしゃべることが出来ず、呼吸が苦しそうだった。
来週からは大病院に入院することが決まっている。
とりあえず1ヶ月、しかしそれも不確かだ。
もしかしたら、そうであってほしくはないが、
自宅で会う最後の機会かも知れない。

最近、祖父は会うたびに自分の身の回りのものを僕にくれる。
かばん、ネクタイピン、ハンカチ・・・。
その意図はなんとなく僕にもわかるし、祖父もそれを承知で
よこすのだろう。どれも今の流行とは程遠いものだけれど、
武骨でいてどこか暖かみを感じさせる物ばかり。
大切に使いたい。

・・・う〜ん、これ以上書くと年明け早々あまりに感傷的な文章に
なりすぎてしまうのでここらへんで切り上げることとしよう。


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