エンターテイメント日誌

2001年03月31日(土) 宴(オスカー・ナイト)のワースト・ドレッサー

今年のアカデミー賞授賞式におけるワースト・ドレッサーは、文句無しに映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のナンバーを唄ったビョークとの世評が高い。白鳥を模したドレスが全然似合っていないし、みっともないことこの上なかった。「お前はバレリーナかっ!?」とテレビに向かって突っ込みを入れた人も多かったという。おまけに背中の方ではブラジャーのラインがスケスケだった(^^;。大体、映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で彼女が演じた貧しい女工、セルマのイメージにあれでは似つかわしくないし、もう少しビヨークは場の雰囲気を考えるべきではなかったかと想う。それとも絞首台の露と消えたセルマは昇天して白鳥になったとでも言いたかったのか(^^;。
彼女が唄い終わって司会のスティーブ・マーティンが
「僕も白鳥の姿で来ようかと考えていたんだ(会場から笑い)。それにしてもビヨークがあの悲惨な最高裁の判決の後でも仕事をしているのを見て嬉しかったよ(場内爆笑)。」(注釈:映画のヒロイン、セルマは無実の罪をきせられ、裁判で死刑の判決を受けるのだ)
とコメントして、その彼の皮肉が、反米的と見なされオスカーでも主題歌賞にしかノミネートされなかった「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の米国での評価を如実に表しているなと感じた。


 < 過去の日誌  総目次  未来 >


↑エンピツ投票ボタン
押せばコメントの続きが読めます

My追加
雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]