エンターテイメント日誌

2000年10月13日(金) インディーズからメジャーへ

「X-メン」のブライアン・シンガー監督は独立系の映画「ユージュアル・サスペクツ」で名を馳せた人だ。「X-メン」は心地よい娯楽映画に仕上がっており上映中退屈せず、満足のいく作品であった。ミュータントの技がバラエティの富んでるのが良い。「ピアノ・レッスン」の少女、アンナ・パキンも美しく成長したものだ。手に触れた人間が死んでいくという定めに生まれたミュータントの哀しみが切なかった。

シンガー同様 インディーズからメジャーへというと想い出すのが「マトリックス」のウォウシャウスキー兄弟だ。彼らの出世作「バウンド」は緻密な脚本によるタイトな映画で、僕は物語の舞台となる世界の紹介だけで終始し、肩すかしを喰らった「マトリックス」より断然「バウンド」の方が出来が良く、面白いと信じて疑わない。

「X-メン」vs.「マトリックス」なら断然前者に軍配を揚げる。


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雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]